オーストラリアン GC
The Australian Golf Club

コースデータ
所在地 オーストラリア、ニューサウスウェールズ
コース長 7229ヤード パー72
コースレート 75.8
プレー日 2007年2月20日
設計者 クラーク、ハチンソン&マーティン
再設計者: ジャック・ニクラス 
オープン 1903年
キャディ なし
ゴルフカート あり (FW乗り入れ可)
評価
総合評価
4.85
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
 

クラブハウスからの景観

シドニーの超名門クラブで街から車ですぐのところにある100年以上歴史のある林間コース。クラブハウス焼失という事件を契機として、それまであったコースを、ジャック・ニクラウスが距離を長くし、グリーンを手直しして、いくつかのウォーターハザードを造り、本格的なチャンピオンコースに1980年に改造した。距離も十分にあり、池、バンカーが戦略的に配された、チャレンジングなコースに仕上がっている。距離が7200ヤードを越える長いコースなので、ティショットの飛距離だけでなく、多くのバンカーと池にガードされた、タイトなグリーンをミドルアイアン以上の大きなクラブで出来れば高いフェード形の球で正確に狙うアプローチショットの技量を試させるコース。



クラブハウスからの景観

コースを彩る花々

コースを彩る植物

 

2番 パー3 212ヤード

2番 パー3 212ヤード

少し打ち下ろしの難しいショートホール。グリーンは42ヤードの奥行きがあり、横幅が狭く、その両サイドは深いバンカーでガードされている。グリーンは左奥に向かって下っている。ピン位置が奥の時は難易度が増す。

 

 

4番 パー3 203ヤード

4番 パー3 203ヤード(2)

4番 パー3 203ヤード(1)
グリーンまで池越えの長いショートホール。グリーンは横長で奥行きがなく、手前の池とバンカーに加え、奥のバンカーも効いてくる。正しいクラブ選択が重要なホール。

 
5番 パー5  575ヤード

右ドッグレッグ。比較的タイトなホールで、右コーナーのバンカー越えには270から280ヤードのキャリーボールが必要だが、右に林がせり出していて攻めるのには勇気がいる。セカンドショットはフェアウェイが右から左に傾斜しているため、右サイド狙いが良い。グリーンは3つの背丈以上の深さのバンカーで良くガードされている。右の写真は1990年の試合でグレッグ・ノーマンが2打目をこの地点から3番ウッドで直接カップに放り込んだアルバトロスを称える記念プレート。残り距離はピンまでなんと258ヤードの地点に埋め込まれていた。 

5番 パー5 575ヤード(4)

5番 パー5 575ヤード(3)

5番 パー5 575ヤード(2)

 

7番 パー4  418ヤード

7番 パー4 418ヤード(2)

7番 パー4 418ヤード(1)

やや右ドッグレッグ。ティショットではフェアウェイ左の2つのガードバンカーが効いている。縦に細長いグリーンの前面から右脇半ばまで池が配置され、方向性と距離両方について正確なセカンドショットが要求される。ピン位置が奥の場合には、後方の池まであるので更に難しい。グリーン左サイドは急な坂になっていてり、アプローチは寄せづらく、左に逃げた場合も簡単ではない。グリーンは中央部分が窪むという形状で、前面・センター・奥と3つの面となっているのでロングパットは距離感が難しい。

 

13番 パー4 382ヤード

13番 パー4 382ヤード(2)

13番 パー4 382ヤード(1)
右ドッグレッグの短めのパー4。ティーグランドから250ヤード左先にのフェアウェイバンカーが巧みに配置されている。セカンドはやや打ち上げになる。グリーンは小さく、受け気味だがアンジレーションが強いので難しい。 
 
16番 パー4 471ヤード

16番 パー4 471ヤード(2)

16番 パー4 471ヤード(1)

ストレートの非常に距離があるパー4。両サイドに林が迫っていて、ホール全体は比較的タイトな造り。縦長の3段グリーンになっていて、その周りは多くの深いバンカーでガードされている。ティショットとセカンドともに、飛距離と方向性が同時に求められるホール。

 
17番 パー4 429ヤード
左ドッグレッグが続くホール。ティショットの落とし所は狭いが、池越えのセカンドショットを考えると良い位置に置きたい。。グリーン前面の池だけでなく、グリーン手前と奥に配されたバンカーも効いてくるのでセカンドは難しい。美観と戦略性を兼ね備えたホール。


17番 パー4 429ヤード(3)

17番 パー4 429ヤード(2)

17番 パー4 429ヤード(1)
 
18番  パー5 523ヤード
ほぼストレートなフィニッシング・ホール。グリーン手前の80ヤードあたりからフェアウェイの右側は池が配置され、その池はグリーン手前からグリーン右サイドを包むように伸びている。ロングヒッターにとっては2オン可能なホールだが、この池が少しでも右にぶれたボールを待ち受けることになる。セカンドショットを刻むにしても、池が落とし所を狭くしている。この為、安全策としては池が絡まないグリーン手前100から120ヤードの広いフェアウェイにセカンドを運び、3打目勝負とするオプションがある。
 

18番 パー5 523ヤード(3)

18番 パー5 523ヤード(2)

18番 パー5 523ヤード(1)
 
余談

レストラン

シドニー市内より車で25分。シドニー空港から車で10分。全日メンバー同伴が必要。メートル表示。ハンディ4以下なら、最長の黒ティからプレー出来る。

ゴルフダイジェスト誌で2006年度オーストラリア第9位に選ばれている。ジャック・ニクラス設計の他のオーストラリアでのコースは、ザ・ヘリテージG&CC(同ランク35位)、レイクランズGC(同ランク59位)がある。ニュージーランドではキンロックGCがある。