ザ・カット ゴルフコース
The Cut Golf Course

コースデータ
所在地 オーストラリア、西オーストラリア州
コース長 6983ヤード パー72
コースレート 75.0
プレー日 2007年4月6日
設計者 ジェームス・ウィルチャー
オープン 2005年
キャディ なし
ゴルフカート あり (FW乗り入れ可)
評価
総合評価
4.65
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5
 

クラブハウスからの景観

素晴らしいシーサイドコース。コースは海岸線より少し高い場所に位置する、起伏がある砂丘の中に展開し、12ホールで非常に美しいオーシャンビューを楽しめる。フェアウェイは比較的狭く、その両側には砂丘が自然のハザードとしてあるので、正確なショットが要求される。緑のある砂丘との中にあるコースは隣接するビーチと海が相まって、独特な景観を醸し出している。プレーは風の影響をもろに受けることは言うまでもない。あまり距離の長いコースではないが、風という自の障害とチャレンジングなレイアウトが難易度を相当高めている。



2番グリーンからの景観

2番ティーからの景観

16番ティーからの景観

2番 パー4  384ヤード

ストレートの比較的短いパー4。ホール左に海岸線が走り、ティーショットはブッシュ越え。ティーグラウンドから250ヤードくらい先のフェアウェイセンターに2つのバンカーが待ち構えているので、手前に刻むか、ドライバーで距離を稼ぐかの決断に迫られる。セカンドショットは距離がないので難しくない。ティからの景観は素晴らしい。


2番ホールと海

2番 パー4 384ヤード(2)

2番 パー4 384ヤード(1)

 

4番 パー3  196ヤード

4番 パー3 196ヤード(2)

4番 パー3 196ヤード(1)
視覚的に素晴らしいパー3。グリーン手前には深いバンカー、花道は砲台になっており、グリーン奥には深いラフが待ち構えているので、直接グリーンを捉えると共に、止まるボールが必要。追い風が強い時には難易度が増す。

 

 
5番 パー5  556ヤード
左ドッグレッグ。ティーショットは打ち下ろしになり、左コーナーに2つのバンカーが横たわり、手前のバンカーは230ヤード、奥のバンカーは270ヤードで入る。セカンドショットの落とし所に5つのバンカーが待ち構えていて、それらを避けるコースマネジメントが必要。


5番 パー5 556ヤード(3)

5番 パー5 556ヤード(2)

5番 パー5 556ヤード(1)
 
7番 パー4  386ヤード

7番 パー4 386ヤード(2)

7番 パー4 386ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティから260ヤード先にバンカーがフェアウェイ左に配されていて、右には池が食い込んでいて、250ヤードを越えると急に落とし所が狭くなっているので、バンカー手前に刻むのが安全策。グリーンの左はバンカー、右は池がある。グリーンは大きく、受けている。
 
8番 パー4  479ヤード

8番 パー4 479ヤード(2)

8番 パー4 479ヤード(1)
右ドッグレッグのとても長いパー4。ティーから250ヤード先にある、右コーナーをガードしているバンカーが良く効いている。このバンカー越えがベストルートだが、キャリーで280ヤードが必要。追い風が良く吹くので、ロングヒッターはチャレンジできる。グリーン右手前をガードしている2つのバンカーに入れると、パーセーブが難しくなる。
 
12番  パー4 437ヤード
ホール右に海が広がる、右ドッグレッグの名物ホール。ティーショットは打ち下ろしで、フェアウェイは狭く、岩だらけの荒々しい砂丘の間を曲がりくねっているので、正確なショットが必要。セカンドショットは打ち上げになり、バンカーと砂丘、急な斜面に全てのサイドがガードされているグリーンに打っていく。オーストラリアで最も素晴らしい造形美を有するホールの1つであることは間違いないであろう。

横から望む12番グリーン

12番 パー4 437ヤード(2)

12番 パー4 437ヤード(1)

 

 
16番  パー3 147ヤード

16番 パー3 147ヤード
砂丘越えの短いショートホール。ティーショットは打ち下ろし。グリーンは縦の細長く、その左は砂丘。このティグランドはコースで最も高い位置にあるので、このティーからの眺望は息をのむほど美しい。
 
17番  パー4 320ヤード

17番 パー4 320ヤード(2)

17番 パー4 320ヤード(1)
やや右ドッグレッグの短いがタイトなパー4。ティーショットは打ち下ろしで、海に向かって打って行く。セカンドショットは打ち上げになる。ティから210ヤード先からは、ホール幅が狭くなっているので、ティーショットをその手前に刻むのが賢明。

 
18番  パー5 604ヤード

18番 パー5 604ヤード(2)

18番 パー5 604ヤード(1)
やや右ドッグレッグでその後ストレートな、距離のあるパー5。ホール左に海が広がる。ティーショットは右の丘越えがベストルート。1打目地点からフェアウェイはなだらかな起伏の下り傾斜で、グリーン手前100ヤード付近から急な打ち上げになる。セカンドショットの落とし所のバンカーと、グリーン周りに配されたバンカーの集団は避けるべき。


18番ホール横の海外線

18番 パー5 604ヤード(4)

18番 パー5 604ヤード(3)

 

 
余談

レストラン

パース市内より車で80分。パース国際空港より車で95分。ビジターのプレーは可能。距離はメートル表示。今回宿泊した、シーシェルズ・リゾート・マンジュラより車で20分。

ゴルフダイジェスト誌で2006年度オーストラリア第21位に選ばれている。ジェームス・ウィルチャー設計の他のオーストラリアでのコースは、パシフィックドューンズGR(同61位)がある。