サベイヒル クラブ&ロッジ、チャレンジャー・チャンピオンコース
Bay Hill Club & Lodge (Challenger & Champion)

コースデータ
所在地 アメリカ、フロリダ州
コース長 7381ヤード パー72
コースレート 75.4
プレー日 2017年4月18日
設計者 デッィク・ウィルソン、
再設計者 アーノルド・パーマー、エド・スィーヴィー
オープン 1966年
キャディ あり
ゴルフカート あり (FW走行可)
評価
総合評価
4.50
コースレイアウト
4
難易度
6
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
4
満足度
5

ほぼフラットなパークランドコース。チャージャーコースの9ホールと合わせて27ホールあり、今回プレーしたチャレンジャー・チャンピオンコースが1966年から毎年続くPGAツアーのアーノルド・パーマー・インビテーショナルで使用される。1976年にアーノルド・パーマーはゴルフ場を買い取り、以降は何十年かけてパートナーのエド・スィーヴィーと多くのコース改造に取り組んだ。18ホール中9ホールで池かクリークが絡み、3、6、8、11、13、16、17、18番の8ホールもグリーン面の1部が池に面している。適所に配されている多くのバンカーも効いてくる。ストレートなホールがほとんどなく、ドッグレッグで変化付けがされている。総じてプレーヤーの技量を正確に試してくれる中・上級者向けで、プレーして楽しいコースと言える。16番、17番、18番の上り3ホールは特に素晴らしい。



16番から望む18番グリーン

コースを闊歩する鳥

 
2番 パー3 231ヤード

2番 パー3 231ヤード(2)

2番 パー3 231ヤード(1)
長いショート。砲台で横に細長いグリーン。グリーンの手前と奥にバンカーが1個ずつ配されている。グリーンは右傾斜。
 
3番 パー4 434ヤード

3番 パー4 434ヤード(2)

3番 パー4 434ヤード(1)
ほぼ90度で左に曲がる左ドッグレッグ。フェアウェイ左サイドは全て池に面し、FWはタイト。ティショットで池越えは、青ティから290ヤードの距離なので、ショートカットは出来ない。グリーンは縦長で、グリーンの左も池に面する。グリーンの左手前、右と奥はバンカーでガードされている。グリーンは左の池の方に傾斜。
 
6番 パー5 555ヤード

三日月の形状をした名物ホール。左、左へと強く曲がっているロング。ティからグリーンまで全ての左サイドは池に面する。ティショットは左の池だけでなく、2個の右FWバンカーも効いてくる。ロングヒッターはセカンドでグリーンを狙うか刻むかのオプションがある。グリーンの奥行きは50ヤードもあり、フロント・エッジが幅広で三角形の形状をしているが、グリーンの右手前に大きなガードバンカーが配され、花道は狭いので、セカンドでグリーンを狙うのは大変で、完璧なドローボールでなければ乗らない。グリーンの右にはもう1個のガードバンカーが配されている、優れた“リスクと報酬”ホール。

 

6番 パー5 555ヤード(3)

6番 パー5 555ヤード(2)

6番 パー5 555ヤード(1)
 
8番 パー4 460ヤード

右ドッグレッグ。ティショットでは左に大きなFWバンカーがあり、右に木立が並ぶ。セカンドは池越え。グリーンは横にとても長く、手前は池とビーチバンカーに面する。グリーンの奥と右は4個のバンカーでガードされている。受けグリーン。

 

8番 パー4 460ヤード(3)

8番 パー4 460ヤード(2)

8番 パー4 460ヤード(1)
 
11番 パー4 438ヤード

左ドッグレッグ。ティショットでは左の池がティグランドから245ヤードの地点で絡んできて、右には2個のFWバンカーが配されている。その池はグリーン手前まで伸びていて、FWとグリーンの左サイドと接する。グリーンは砲台の縦長で、その左に池とビーチバンカー、手前と右にガードバンカーがある。グリーンは池の方に左傾斜。

 

11番 パー4 438ヤード(3)

11番 パー4 438ヤード(2)

11番 パー4 438ヤード(1)
 
13番 パー4 370ヤード

ストレートで、距離は長くはないが難ホール。ティショットでは左右にある3個のFWバンカーが落し所を狭くしている。グリーンは斜めの形状で左から前面また左サイドまで池に面していて、グリーン後方には2個のバンカーにガードされている。

 

13番 パー4 370ヤード(3)

13番 パー4 370ヤード(2)

13番 パー4 370ヤード(1)
 
16番 パー5 511ヤード

右ドッグレッグ。ティショットでは左右にFWバンカーがあり、大きくて縦に長い右バンカーが特に効いてくる。やや短いロングなので2オン可能だが、グリーン手前に面しているクリークが曲者になり、2オンを狙うか手前に刻むかの決断に迫られる。グリーンは斜めの形状で、3個のバンカーで囲まれている。強い受けグリーン。

 

16番 パー5 511ヤード(3)

16番 パー5 511ヤード(2)

16番 パー5 511ヤード(1)
 
17番 パー3 211ヤード

17番 パー3 211ヤード(2)

17番 パー3 211ヤード(1)
少し打ち下ろしていく、池越えの美しいショート。グリーンは斜めの形状で、手前から右をガードしている大きなビーチバンカーが効いている。グリーンの左と奥にもバンカーがある。グリーンの右から奥にクリークが回り込んで流れるで、ピン位置が右奥の時は難度が増す。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
 
18番 パー4 458ヤード

ほぼストレートホール。ティショットではFWは比較的広い。セカンドは右半分のFWからは池越えになる。グリーンは池に沿って右に振られ、三日月の形状で斜めに細長い。グリーンの手前から右は池と石垣に面し、左から奥にかけて3個のバンカーでガードされている。セカンドの距離感と正確性が問われるホール。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。

 

18番 パー4 458ヤード(3)

18番 パー4 458ヤード(2)

18番 パー4 458ヤード(1)
 
余談
オーランド市より南西に20分、オーランド空港より西に20分。プライベートコースだが、ロッジに宿泊すればプレーできる。クラブハウスの中にロッジがあり、ロッジの部屋の前はすぐゴルフコース。

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2018年度フロリダ州で第23位のベストコース。フロリダ州には1250ほどのゴルフコースがある。



レストラン

クラブハウス前のパーマーの銅像

ロッジへの渡り廊下


ベイヒル・ロッジ

ベイヒル・ロッジ

部屋からの景観

ディック・ウィルソンは60コース程設計をしていて、著名なのはベイヒルC&L、NCR(サウスコース)、コグヒルG&CC・No4 コース、メドー・ブックC、ホール・イン・ワンGC、ローレルバレーGC、ゴールド・ストリームCC、パインツリーGC、トランプ・ナショナルGCブルーモンスターコース、グリーンブライヤー、ロイヤル・オークスR&GC、ラコスア、ビダーマンGGなどがある。