オリンピアフィールズ カントリークラブ、ノースコース
Olympia Fields Country Club (North Course)

コースデータ
所在地 アメリカ、イリノイ州
コース長 7353ヤード パー72
コースレート 76.6
プレー日 2016年9月10日
設計者 ウィリー・パークJr.
オープン 1922年
キャディ あり
ゴルフカート あり(FW乗り入れ可)
評価
総合評価
5.05
コースレイアウト
5
難易度
6
グリーンコンディション
6
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5


コースを彩る花々

メイプルとオークの巨木に包まれた美しい林間コース。ゴルフクラブの設立は1915年で1925年には4コースあったが、第2次世界大戦後はこのノースとサウスの2コースになった。長くてタフなパー4が多く、18ホールの全てが手強いチャンピオンシップコース。バンカーの配置が巧みで、ラフが深い。グリーンは傾斜が強くて、早いのでパットの良し悪しもスコアに影響する。2003年全米オープン開催コース。

 
3番 パー4 461ヤード

やや右ドッグレッグ。ティショットはブラインドの打ち下ろし。ティから240ヤード先からは急な打ち下ろしの下り傾斜なので、そこまで飛べば距離が稼げる。セカンドは緩やかな打ち上げのクリーク越えで、強い砲台グリーンに打っていく。グリーンは縦長の受けグリーン。左右手前は2つの深いバンカーでガードされている。

 

3番 パー4 461ヤード(3)

3番 パー4 461ヤード(2)

3番 パー4 461ヤード(1)
 
4番 パー4 400ヤード

やや左ドッグレッグの緩やかな打ち上げ。ティショットは左にOBゾーンとファウェイバンカーが1つ配されていて、ショットはフェアウェイの窪地まで転がる。セカンドは窪地からの少し打ち上げになり、ピンの根元か見えず先端しか見えない。少し砲台グリーンで、グリーンの左と右手前にバンカーが配されている。グリーン周りのラフは深い。

 

4番 パー4 400ヤード(3)

  4番 パー4 400ヤード(2)

4番 パー4 400ヤード(1)
 
7番 パー4 452ヤード

7番 パー4 452ヤード(2)

7番 パー4 452ヤード(1)
やや左ドッグレッグ。ティショットは少し打ち下ろし。ティショットはタイトなフェアウェイの左右に4つバンカーがあり、落し所を限定している。グリーンは両サイド手前にバンカーが配され、強く受けている。

 

 
8番 パー3 280ヤード

8番 パー3 280ヤード
280ヤードととても長いショート。グリーン左に1つ、手前に3つのバンカーがあり、花道は狭く短いので、パーオンがとても難しいホール。グリーンは右傾斜。

 

 
12番 パー4 389ヤード

12番 パー4 389ヤード(2)

12番 パー4 389ヤード(1)
右ドッグレッグ。左右から林が迫り出していて狭い。セカンドはクリーク越え。グリーンの左に2つ右に1つのバンカーでガードされている。受けグリーン。

 

 
14番 パー4 450ヤード

ほぼストレート。ティショットは打ち下ろしになり、右には川が流れ左には林があり狭い。セカンドは川越えで緩やかな打ち上げ。セカンドをフェアウェイ右方面からから打つと、グリー手前の木が効いてくる。グリーン手前のフェアウェイは強い下り傾斜なので、セカンドは直接グリーンにオンしなければならない。強い受けグリーンの右に2つ、左に1つのバンカーが配されている。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。

 

14番 パー4 450ヤード(3)

14番 パー4 450ヤード(2)

14番 パー4 450ヤード(1)
 
15番 パー5 576ヤード

林の中を進んでいく右ドッグレッグ。ティショットは右にハザード続き、左にフェアウェイバンカーが2つあり、フェアウウェイは狭い。グリーンは4つのバンカーでガードされている。グリーン面はほぼフラット。

 

15番 パー5 576ヤード(3)

15番 パー5 576ヤード(2)

15番 パー5 576ヤード(1)
 
16番 パー3 215ヤード

16番 パー3 215ヤード(2)

16番 パー3 215ヤード(1)
打ち下ろし川越えのショート。グリーン右に川が走り、グリーン手前と右はバンカーがある。グリーンは少し受けている。

 

 
17番 パー4 455ヤード

17番 パー4 455ヤード(2)

17番 パー4 455ヤード(1)
ほぼストレート。ティショットは右に川が走り、左はフェアウェイバンカーが1つあり、落し所が狭い。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーン左右にバンカーがある。

 

 
余談
シカゴ・オヘア空港からほぼ南に50分、シカゴ市内から南に45分。プレーにはメンバー同伴が必要。フロスモアCCにほぼ隣接している。1915年に当時の貨幣130万ドルを費やされて造られたクラブハウスは豪華でアメリカ最大。ロッカールームにはポーカーテーブルが多く置かれていて、広さはホーケーの球場が出来上がるぐらいに広い。


ロッカールーム

レストラン

ランチ

ゴルフマガジン誌では2015年度全米で87位。トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2016年度イリノイ州で第3位。イリノイ州にはおよそ630コース程ある。

ウィリー・パークJr.は全英オープンを2回制した名プレーヤーで、オリンピアフィールドは彼の最後の作品。彼の設計で有名なのは、イギリスのサニングデールGC・オールドコース、アメリカのメイドストーン C、カナダのオタワ・ハント&GCなどがある。