ミルウォーキーCC
Milwaukee Country Club

コースデータ
所在地 アメリカ、ウィスコンシン州
コース長 7097ヤード パー72
コースレート 74.7
プレー日 2016年9月8日
設計者 チャーリス・アリソン
再設計者 ロバート・トレント・ジョーンズ Sr.
オープン 1927年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
5.15
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5
満足度
6

高低差のあるパークランドコース。設計者のアリソン特有の砲台グリーンが多く。深くて大きなバンカーがグリーン・エッジまで深く食い込み、各グリーンをガードしている。10番から15番までの6ホールで川が絡んでくる。



1番ティからの景観

9番ティから見る10番グリーン

コース内を流れる川

 
2番 パー4 358ヤード

2番 パー4 455ヤード(2)

2番 パー4 455ヤード(1)
右ドッグレッグの緩やかな打ち下ろし。ティショットは右コーナーに配されたバンカーが効いてくる。砲台の強い受けグリーンで、両サイドは深いバンカーでガードされている。

 

 
5番 パー5 533ヤード

5番 パー5 533ヤード(2)

5番 パー5 533ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットは左右に4つのフェアウェイバンカーが待ち構え、右の林が効いてくる。グリーンは少し砲台で左右にバンカーがある。

 

 
6番 パー4 439ヤード

6番 パー4 439ヤード(2)

6番 パー4 439ヤード(1)
ストレートの打ち上げ。ティショトは240ヤード前後にある右フェアウェイバンカーが効く。セカンドはグリーン手前から右をガードしている大きなバンカーを避けるために左に逃げると、グリーン左に隠れたもう一つのバンカーに捕まる可能性がある。

 

 
8番 パー3 174ヤード

8番 パー3 174ヤード(2)

8番 パー3 174ヤード(1)
チャーミングなショート。少し砲台グリーン。グリーンは2つの大きなバンカーでガードされている。少し砲台の受けグリ-ン。

 

 
9番 パー4 325ヤード

ストレートのとても短いが、戦略ホール。ティショットはフェアウェイのスウェル(窪地)越えになり、右には3つのフェアウェイバンカーが待ち構える。グリーンは4つのバンカーで囲まれている。ティショットでドライバーを使いグリーン近くまで攻撃的に攻めるか、フェアウェイウッドまたはアイアンを使い安全に刻むかの決断に迫られる。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。

 

9番 パー4 325ヤード(3)

9番 パー4 325ヤード(2)

9番 パー4 325ヤード(1)
 
10番 パー5 484ヤード

ホール左に川が流れる、右ドッグレッグの短いロング。ロングヒッターは2オン可能。ティショットは打ち下ろし。フェアウェイは狭く、右に3つのバンカーが配されている。セカンドの落下地点のファウウェイもグリーンも左傾斜。グリーン左手前から左は急な下りスロープになるので、セカンドをグリーン右方向に打つのが良い。

 

10番 パー5 484ヤード(3)

10番 パー5 484ヤード(2)

10番 パー5 484ヤード(1)
 
11番 パー4 375ヤード

右の川に沿って進む、急な左ドッグレッグ。左コーナーには8つのバンカーがある。グリーンは砲台で3つのバンカーに囲まれている。グリーン手前の3分の1部分は急な下り傾斜。

 

11番 パー4 375ヤード(3)

11番 パー4 375ヤード(2)

11番 パー4 375ヤード(1)
 
12番 パー3 190ヤード

12番 パー3 190ヤード(2)

12番 パー3 190ヤード(1)
川越えのショート。グリーンは3つのバンカーでガードされている。砲台の受けグリーン。

 

 
13番 パー4 388ヤード

13番 パー4 388ヤード(2)

13番 パー4 388ヤード(1)
急な右ドッグレッグ。ホール右に川が流れ、左に林が迫る。右コーナーに大きなフェアウェイバンカーが配されている。縦長グリーンの左右はバンカーでガードされている。

 

 
17番 パー3 232ヤード

17番 パー3 232ヤード(2)

17番 パー3 232ヤード(1)
チャレンジングで距離があり、打ち上げていくショート。グリーン右手前から右をガードしている長いバンカーが効く。強い受グリーン。

 

 
18番 パー4 441ヤード

やや左ドッグレッグ。ティショットは打ち上げになり、左フェアウェイバンカー越えには245ヤードのキャリーが必要。セカンドは緩やかな打ち下ろしのセミブライドショットになる。グリーンは46ヤードの縦に細長いグリーンで、左に2つ右に1つのバンカーが配されている。グリーン中央付近を尾根が横切る。

 

18番 パー4 441ヤード(3)

18番 パー4 441ヤード(2)

18番 パー4 441ヤード(1)
 
余談
ミルウォーキーから車で20分、シカゴ・オヘア空港から1時間半。プライベートクラブでメンバー同伴が必要。滞在ホテルのミルウォーキー・フォーポインツ・バイ・シェラトンから車で5分。

ゴルフクラブの設立は1894年と古いが、現在地とは異なる場所でのゴルフコースだった。現コースはその33年後にアリソンが設計した。コルト&アリソン設計と言われているがハリー・コルトはイギリスに居て現地に一度も来ていないので、アリソンの単独設計。ウォーカーカップ(アマチュアの英米対抗戦)が1969年に行われるのに合わせて、ロバート・トレント・ジョーンズSr.が改造した。レストランがロッカールーム内にあるのには驚いた。



ロッカールーム

ロッカールーム内のレストラン

ロッカールーム内のレストラン

ゴルフマガジン2015年度アメリカベスト100で75位。トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2016年度ウィスコンシン州で第2位のベストコース。ウィスコンシン州にはおよそ500コース程ある。


Four Points By Sheraton Milwaukee

Four Points By Sheraton Milwaukee

Four Points By Sheraton Milwaukee

イギリス人のチャールス・アリソンはアメリカに9年滞在し、20コース以上設計した。他のアメリカでの設計コースはセンチュリーCC、CCオブ・デトロイト、シー・アイランドGC・シーサイドコース、カートランドCC、オーチャードレイクCC、ノールウッドCC、ノースショアCC、ダベンポートCCなどがある。日本にも3ヵ月行き廣野GC川奈GCを手掛け、どちらもゴルフマガジン世界ベスト100に入っている。