ロス・インカス ゴルフクラブ
Los Inkas Golf Club
コースデータ
所在地 ペルー共和国、リマ
コース長 6867ヤード パー72
コースレート  
プレー日 2018年2月28日
設計者 エウフェニコ・ドゥネサット
オープン 1945年
キャディ あり
ゴルフカート あり (フェアウェイ乗り入れ可) 
評価
総合評価
4..10
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
4

フラットなパークランドコース。コースは比較的タイトで戦略的なホールが多い。インカ時代の遺跡がコースの中に2つ残っている。過去20年間ずっとペルー・オープン開催している。



クラブハウスからの景観

7番ティ横のインカ遺跡

12番グリーン奥からの景観

スコアカード
 
3番 パー5 517ヤード

3番 パー5 517ヤード(2)

3番 パー5 517ヤード(1)

やや左ドッグレッグ。ティショットでは左右にFWバンカーがあり、FWは狭い。グリーンは少し砲台で、手前は深いバンカーでガードされている。セカンドで2オンを狙うか、刻むかの決断に迫られる。グリーン左右にもバンカーが配され、2段グリーンの奥の段の右サイドは池に面する。

 
4番 パー3 203ヤード

4番 パー3 203ヤード(2)

4番 パー3 203ヤード(1)

タフなショート。グリーンのすぐ右はOBゾーン。グリーンは5個のバンカーで囲まれている。

 
5番 パー4 396ヤード

5番 パー4 396ヤード(2)

5番 パー4 396ヤード(1)

右ドッグレッグ。ティショットでは右のOBラインは浅く、左から池が迫る。グリーンは横長で、3つのバンカーでガードされている。グリーンは左の池、右のOBゾーンでガードされているので、ティショット、セカンドとも正確性が要求される。

 
8番 パー5 495ヤード

強い左ドッグレッグ。ティショットでは左右に木立が並び、FWは狭く、右のOBラインは浅い。ティショットで距離がでると、距離のないロングなので2オン可能。グリーン手前は2つの深いバンカーでガードされ、グリーンの右はすぐに池なので、2オンを狙うにはリスクと報酬が伴う。グリーンは右傾斜。グリーンの奥のOBラインは浅いのでグリーンオーバーは禁物。

 

8番 パー5 495ヤード(3)

8番 パー5 495ヤード(2)

8番 パー5 495ヤード(1)
 
12番 パー4 392ヤード

12番 パー4 392ヤード(2)

12番 パー4 392ヤード(1)

ほぼストレートホールで正面に見える山が雄大。ティショットでは左に木立、右に大きなFWバンカーがあり、FWはとても狭い。グリーンは少し砲台で、手前は3つのバンカーでガードされている。

 
13番 パー3 170ヤード

13番 パー3 170ヤード(2)

13番 パー3 170ヤード(1)

砲台ティから打つ池越えのショート。グリーンは横にとても長く58ヤードある。グリーン手前には1つの小さなバンカーがあり、ピン位置がグリーン左の場合に効いてくる。グリーンは左傾斜で真ん中にマウンドが1つあり、マウンドを越えるパットは難しい。

 
15番 パー4 453ヤード

15番 パー4 453ヤード(2)

15番 パー4 453ヤード(1)

やや右ドッグレッグの長いミドル。ティショットは池越えになり、もう一つの池がFW左から迫ってきて、FWはタイト。砲台の受けグリーンで、左右に深いバンカーが配されている。

 
16番 パー5 557ヤード

やや左ドッグレッグの距離のあるロング。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは強い砲台で受けている。

 

16番 パー5 557ヤード(3)

16番 パー5 557ヤード(2)

16番 パー5 557ヤード(1)
 
余談
車でリマ市から30分、リマ国際空港から1時間強。プレー費は当日100ドル、レンタルクラブ(古いセット)20ドル、キャディ費30ドル。プライベートクラブだが、直接交渉すればプレーできるようだ。


キャディ’

レストラン

プール

設計者のエウフェニコ・ドゥネサットはアルゼンチン出身。ペルーには12コースあり、トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.com)の2017年度ペルーで第1位のコース。

ペルーは世界遺産が多いので観光を主にして、ゴルフはレンタルクラブを使いながらの、ついでが良いだろう。リマにはマヨール広場、大統領府、サンフランシスコ教会。ラルコ博物館なで見所が満載。



大統領府

サンフランシスコ教会


アストリッド&ガストン


プレー前日はアストリッド&ガストンで夕食をした。ペルーでは英雄のような存在であり、世界の美食家に注目されているシェフ、ガストン・アクリオが初めて開いたレストラン。ペルー料理の代名詞、セベーチェは3種類の味を楽しませてくれた。もう1つのペルーの名物料理クイ(食用モルモット)は他の店では丸焼きが多いが、この店では美しく盛り付けられてでてくる。世界ベストレストランの常連。


アストリッド&ガストン

アストリッド&ガストン


アストリッド&ガストン


ペルーのリマ市滞在で、もう2日余裕があるなら、クスコ、マチュピチュ観光をお勧め。インカ帝国の都として栄えたクスコ。この標高3500メートルの都市は、インカ時代の太陽神崇拝の宮殿や美しく精巧な石組とスペインのコロニアルな建築物が融合した独特の古都の雰囲気が漂う。



クスコ、マルマス広場

クスコ市街


マチュピチュ村


クスコからバスで2時間、マチュピチュ村まで展望列車で1時間半。そしてマチュピチユ遺跡。この全景を見ると思わず息を呑んでしまう。遺跡の中を歩いているとインカ文明の英知がたくさん詰まっていて、ガイドの説明を聞いても飽きることがない。マチュピチュはクスコから日帰りで帰ることができるが、余裕があるならマチュピチュ村のホテルでの一泊がより理解できるので、良いと聞く。



マチュピチュ遺跡

マチュピチュ遺跡


ナスカの地上絵


最終日はリマのホテルを朝5時に出て、バスとセスナを使い“ナスカの地上絵”を見るツアーに参加した。約1時間半の飛行時間のうち30分程度の地上絵鑑賞。ルートはあらかじめ教えてもらえ左右どちらに座っても見られるようにアクロバティックな飛行をするので見落とす事はないだろう。だが飛行機酔いには注意。このナスカの世界遺産である地上絵遊覧飛行は、砂漠地帯にある何百の地上絵。その目的と起源は謎に包まれている。