ターンベリー、エイルサコース --- 改造前
Turnberry (Ailsa Course)

コースデータ
所在地 スコットランド、南西部
コース長 7211ヤード パー70
コースレート 76.0
プレー日 2014年7月31日、2015年7月22日
設計者 ウィリー・ファーニー、A.N. ウィア、C.K. ハチソン、フィリップ・マッケンジー・ロス、マッケンジー&エバート
オープン 1902年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
5.40
コースレイアウト
5
難易度
6
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
7
満足度
5
 

海際の広大なスペースに広がるリンクスコース。このエイルサコースと18ホールのキンタイアコース、9ホールのアランコースの合計45ホールある。このエイルサコースは、イングランドとアイランドの多くのリンクスコースの中で最も美しいとされている。見晴らしの良い海岸線が広がり、8ホールが海に面し、8番から11番ホールまでは海辺の断崖沿いにコースがレイアウトされ、海岸線の一部には白波が砕ける岸壁が迫ってくる。リンクス特有のデューン(砂丘)とはまた違う独特な景観を醸し出している。海に突き出た岬も断崖絶壁の岩場と、岬の先にはコースシンボルの白亜の灯台、沖合のお椀をかぶせたような岩石の島エイルサ・クレイグ、丘の上に聳える白樺に赤茶屋根を持った歴史のあるホテルなどの景観も素晴らしい。一見フラットに見えるが、自然が造った起伏が随所にあり、コースも長く海風が強いので、とてもチャレンジングなコースである。今までに全英オープンを4回開催している。プレー当日は8日後の全英女子リコーオープンの開催準備をしていた。



クラブハウスからの景観

4番ティから望むエイルサ・クレイグ島

8番グリーンと海

プレー直後の2015年10月にマーティン・エバートが全てのホールを改良、改造に着手し、9ヵ月間コースをクローズした。新設ホールは6番、9番、10番、11番、14番ホール。9番ホールのパー4を取り壊し、灯台に向かっての海越えのパー3に、10番ホールはパー4をパー5にするなど大改造により、コースはより良くなったと聞く。いつか改造後のコースもプレー予定。

9番ホールから望むエイルサ・クレイグ島

9番ホールから望む灯台

11番ホールから望む灯台

スコアカード

 
4番 パー3 168ヤード

打ち上げのショート。グリーン左手に海が広がり、その少し遠方に灯台を望める。グリーン手前のエプロンは急な下りスロープなので、グリーンに届かないと下まで転がり落ちる。グリーン右20ヤード手前に1個の大きなバンカーが配されていて、このバンカーに捕まるとパーセーブは極端に難しくなる。パンチボールグリーンなので、グリーン面の高い左右に落下したボールは低いセンターに集まる。

 

4番グリーンと海

4番 パー3 168ヤード(2)

4番 パー3 168ヤード(1)
 
5番 パー4 479ヤード

左ドッグレッグの距離のあるミドル。グリーンはデユーンの小さな谷間に配置されている。ティショットは左右3個のFWバンカーが効いている。セカンドはやや打ち上げ。グリーンは3個のバンカーでガードされていて、特に左手前にある2個のポットバンカーは深いので入れないように。強い受けグリーン。

 

5番 パー4 479ヤード(3)

5番 パー4 479ヤード(2)

5番 パー4 479ヤード(1)
 
6番 パー3 231ヤード

6番 パー3 231ヤード(2)

6番 パー3 231ヤード(1)
やや打ち上げのとても長いショート。デユーンの山の背にグリーンが置かれていて、グリーン手前のエプロンは急な下りスロープなので、このショートも確実にグリーンに届くクラブ選択が必要。グリーンは4個のバンカーでガードされている。右手前のガードバンカーからのショットは、ピンで距離がある打ち上げになるので、高度なテクニックが要求される。
 
7番 パー5 538ヤード

強い左ドッグレッグの難ホール。ティショットはコーナ左右に配された3個のバンカーに注意。セカンドは打ち上げになり、落とし所が狭い。グリーンに右と右手前にバンカーが配され、グリーンの左は窪地の深いラフでガードされている。縦長の受けグリーン。セカンド地点からグリーン後方に灯台が見え、グリーンに近づくにつれ灯台がどんどん大きく見えてくるので感動する。

 

7番 パー5 538ヤード(3)

7番 パー5 538ヤード(2)

7番 パー5 538ヤード(1)
 
8番 パー4 454ヤード

8番 パー4 454ヤード(2)

8番 パー4 454ヤード(1)
打ち上げていく左ドッグレッグ。ティショットは右に配された3個のFWバンカーを避けるために、FWの左端狙いが良い。グリーン手前は3個のバンカーでガードされている。グリーンは縦長の2段状。
 
9番 パー4 452ヤード

9番 パー4 452ヤード(2)

9番 パー4 452ヤード(1)
ほぼストレートホール。灯台を左前方に見ながら、ティショットを打つ景観が良いホール。FW、グリーンともにバンカーが一つもない。グリーンの左は急な下りスロープになり、周りはマウンドと窪みに囲まれている。プロティは海に突き出た岩の上にあり、まるで海の中から打ち出す絶壁越え。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
 
10番 パー4 457ヤード

ホールの左から奥に海が広がる左ドッグレッグ。ティショットはやや打ち下ろし。FWからグリーンまで全体的に左傾斜している。ティショットは落とし所のFWセンターにクロスバンカーが2個あるので注意。グリーンは少し受けながら、強く左に傾斜しているので、パットも難しい。セカンドではあまり効かないが、グリーンの50ヤードほど手前に有名なアイランドバンカーと呼ばれるバンカーがあり、この大きなバンカーの中に島状の深いラフがあり、バンカーの砂は穴開きドーナツ状に敷いてある。

 

10番 パー4 457ヤード(3)

10番 パー4 457ヤード(2)

10番 パー4 457ヤード(1)
 
11番 パー3 175ヤード

11番 パー3 175ヤード
左手に海が見える綺麗なショート。グリーンの左手前と右にバンカーが配されている。グリーンの右サイドに打つと傾斜でセンターにボールが集まってくるので、グリーン右半分狙いが良い。
 
15番 パー3 206ヤード

15番 パー3 206ヤード(2)

15番 パー3 206ヤード(1)
ティからの景観が素晴らしい、ヒースのラフ越えのショート。グリーンは左傾斜で、グリーン左にある3個のガードバンカーが効いてくる。グリーン右は下りスロープのラフで、そのラフからの寄せは難しい。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
 
16番 パー4 455ヤード

右ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろしになり、FW左右は深いラフと2個のバンカーでガードされている。グリーン手前をバーン(クリーク)が横切り、グリーンの右サイドを抜けている。グリーン手前のエプロンは急な下り斜面なので、グリーンに届かなければバーンまで転がり落ちる。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。グリーンは受けていて、左手前に1個のガードバンカーがある。

 

16番グリーン

16番 パー4 455ヤード(2)

16番 パー4 455ヤード(1)
 
17番 パー5 558ヤード

17番 パー5 558ヤード(1)
FWが狭いやや左ドッグレッグ。ティショットは少し打ち下ろしで、セカンドから緩やかな打ち上げ。ティショットはFWにある1個のバンカーに注意。その近くに飛ぶと自然の傾斜でそのバンカーに入りやすい。セカンドではロングヒッターは2個のFW右にあるポットバンカーが効いてくる。グリーンは受けていて、右手前に小さなマウンドが配され、4個のバンカーでガードされている。パンチボールグリーン。

17番 パー5 558ヤード(4)

17番 パー5 558ヤード(3)

17番 パー5 558ヤード(2)
 
18番 パー4 461ヤード

18番 パー4 461ヤード(2)

18番 パー4 461ヤード(1)
やや左ドッグレッグ。ティショットは深いラフの窪地越え。ティショットは3個ある左FWバンカーを避けてFW右サイド狙いが良い。ただ、あまりにも右に打ちすぎると、ラフにはハリエニシダが待ち構えている。グリーン左手前にガードバンカーが1個とグリーン左は窪地のラフなので、セカンドはグリーン右半分狙いが良い。
 
余談
グラスゴーから車で南西に1時間10分。前夜のホテルは1906年オープンのターンベリーホテル。ホテルでのサービス、食事、雰囲気など全て素晴らしかった。


キャディ

クラブ・レストラン

クラブ・レストラン


ターンベリーホテル

ターンベリーホテル

部屋からの景観

トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.co.uk)の2017年度スコットランドのベストゴルフコース第4位、イギリス諸島全体では第5位に選ばれている。2017年にはイギリス諸島全体で2800コースあり、その内スコットランドにはおよそ580コースある。ゴルフマガジンの2017年度世界ベスト100では第16位。


ターンベリーホテル・ラウンジ

ターンベリーホテル・バー

ターンベリーホテル・レストラン


デナー

デナー

デナー

初めの設計者はロイヤル・ツルーンGCの改造を手伝ったことがある、ウィリー・ファーニーで、7年後の1909年にA.N. ウィア、1938年にC.K. ハチソンがコースを改造した。第二次世界大戦中はイギリス空軍基地になり閉鎖。フィリップ・マッケンジー・ロスが1951年にコースの大改造を行い、その結果1977年に初めて全英オープンを開催することできた。2009年の全英オープンの前にマッケンジー&エバートのチームが10番、16番、17番ホールなどを中心に再度大がかかりな改造を施した。