Fuchun Resort Golf Club

富春リゾートゴルフクラブ
Fuchun Resort Golf Club
富春山居高尔夫球会

コースデータ

所在地	中国、浙江省、杭州市
コース長	６７５８ヤード、パー７２
コースレート
プレー日	２０１５年１１月２４日
設計者	ダニエル・オーバーメイヤー
オープン	２００１年
キャディ	あり
ゴルフカート	あり

評価

総合評価

4.40

コースレイアウト	4
難易度	3
グリーンコンディション	5
フェアウェイコンディション	4
造形美、景観	5
満足度	5

コース全体が茶畑の丘陵に囲まれている、隠れ家的なゴルフ場。山懐に抱かれた茶畑を縫うように、ホールが進んでいく。山肌に造られているのでアップダウンがある。お茶は杭州特産の“龍井茶”で、毎年４月に摘み取られる。ＯＵＴはＦＷがタイトで、ＩＮはＦＷこそ広いがその分ウォーターハザードが多い。比較的短いホールが多いが、各ホールは茶畑でセパレートされていて、左右の池や急勾配の打ち下ろし、大きなアンジュレーションがきついグリーンで、各ホールに変化があってプレーヤーを飽きさせない。

７番ホール脇の茶畑

景観

イチョウの木

グリーン周りも多数のバンカーでガードされている。茶畑の他にも、クラブハウス付近の竹やぶや、ホテルと駐車場の間の移動に使われる渡し舟などが幻想的な雰囲気を漂わせ、数ある中国のゴルフ場の中でも他に類を見ない、落ち着いた雰囲気が十分に味わえる。

スコアカード

１番　パー４　４１５ヤード

１番　パー４　４１５ヤード（２）

１番　パー４　４１５ヤード（１）

２つの尾根の間に挟まれた谷の中を打ち上げていくストレートホール。ＦＷの左右は茶畑特有の段々畑が囲んでいて、ティショットでは右サイドの１個のＦＷバンカーも効いてくる。グリーン手前にバンカーが１個配されている。

５番　パー３　２０４ヤード

打ち上げのショート。グリーンは縦に長く、左サイドはバンカーでガードされている。

６番　パー４　３１７ヤード

６番　パー４　３１７ヤード（２）

６番　パー４　３１７ヤード（１）

ほぼストレートの豪快な打ち下ろし。高低差が３０メートルあり、１オン可能な挑戦意欲を掻き立ててくれる短いミドル。グリーンまでは左サイドに２個、右サイドに１個、クロスバンカーが１個とバンカー群が待ち構えている。グリーンは少し砲台で横に長く、右サイドにもバンカーが配されている。

７番　パー４　４１１ヤード

７番　パー４　４１１ヤード（２）

７番　パー４　４１１ヤード（１）

緩やかに打ち上げていく右ドッグレッグ。ティショットでは左右の３個のバンカーに注意。縦に長いグリーンは３個のバンカーでガードされている。

８番　パー５　５０５ヤード

左ドッグレッグの短いロングなので２オン可能。ティショットは打ち下ろしになり、左右のバンカーが効いている。グリーンは縦長で左サイドに１個のバンカー、右サイドから手前をガードする１個の長いバンカーが配置されている。

８番　パー５　５０５ヤード（３）

８番　パー５　５０５ヤード（２）

８番　パー５　５０５ヤード（１）

１０番　パー４　３７８ヤード

１０番　パー４　３７８ヤード（２）

１０番　パー４　３７８ヤード（１）

左右が茶畑になる、ほぼストレートの打ち上げ。ＦＷは波打っていてアンジュレーションが強い。グリーンは縦に長く、右手前と奥にバンカーが配されている。

１１番　パー５　５１３ヤード

左ドッグレッグの強い打ち下ろし。左サイドの木立越えに成功すれば２オン可能。ＦＷの右サイドには４個のバンカーが待ち構える。セカンドからは緩やかな打ち上げ。グリーンの花道は狭く、グリーン左右はバンカーでガードされている。

１１番　パー５　５１３ヤード（３）

１１番　パー５　５１３ヤード（２）

１１番　パー５　５１３ヤード（１）

１２番　パー４　３９３ヤード

１２番　パー４　３９３ヤード（２）

１２番　パー４　３９３ヤード（１）

左ドッグのミドル。ティショットでは左に池が広がり、ロングヒッターは右サイドの２個のＦＷバンカーも効いてくる。グリーンは横に長く、左右にバンカーと左サイドに池が配されている。ティグランドから望むホールと背後に聳える山の景観が素晴らしい。

１６番　パー３　２０７ヤード

低木、灌木植物越えの距離のあるショート。グリーンは縦長で右奥が高い２段形状。グリーンの右サイドにすぐ池が配され、グリーンの左サイドから奥は１個の長くて深いバンカーで囲まれている。グリーンを狙うと難しいホールになるが、ショットをグリーンの手前に打ち、アプローチでパーセーブをする攻め方もある。

１６番グリーンとバンカー

１６番　パー３　２０７ヤード（２）

１６番　パー３　２０７ヤード（１）

１８番　パー４　４４４ヤード

右ドッグレッグの名物ホール。ＦＷは逆“Ｓ”字型で、池でＦＷが途中で途切れている。ティショットでは右の池が気になるが、左に逃げればグリーンまで２００ヤード近い距離が全て池越えになり、小さな半島に突き出た縦に細長いグリーンに打つことになる。セカンドのベストアングルは右サイドの池に近いＦＷだが、ティショットでかなりの技術と勇気が要求あれる。グリーンの左半分は池に面し、右サイドは２個のバンカーでガードされている。最後の最後で一番手強いホールが待っている。