茨城カンツリー倶楽部・西コース
Ibaraki Country Club (West Course)

コースデータ
所在地 大阪府
コース長 7407ヤード パー72
コースレート 76.1
プレー日 2016年10月22日
設計者 井上誠一
再設計者 リー・ジョーンズ
オープン 1960年
キャディ あり
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.60
コースレイアウト
4
難易度
6
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5

東、西コースと36ホールある丘陵コース。東コース(ダビッド・フード設計)は1925年オープン。西コースは松林でセパレートされて、うねりのある地形に池やバンカーを配し、戦略的なレイアウトになっている。以前は井上誠一設計の2グリーン制だったのが、2011年にリー・ジョーンズによって1グリーンに大改造された。距離も7100ヤードから7400ヤードに伸びた。距離よりも一番の変化は、コースの趣で、日本庭園風からアメリカン・スタイルのコースへと変わった。グリーンは大きくアンジュレーションが複雑でいくつもの尾根が走るグリーンが多い。107個あったあったバンカー数は60個に減少した。変わりにグリーン周りのマウンドや窪地の組み合わせで巧妙な起伏がハザードの役割を果たす造形が施された。1996年度日本オープン、2006年度日本女子オープンの開催コース。

2008年プレー時(井上誠一設計)



クラブハウスからの景観

1番グリーンの景観

9番グリーンの景観

スコアカード

 
2番 パー5 537ヤード

やや右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろし。右に2つのフェアウェイバンカーがあり、275ヤードの飛距離で捕まる。セカンドは打ち上げ。グリーンの右は2つのバンカーでガードされ、受けグリーンで尾根が3つ走る。

 

2番 パー5 537ヤード (3)

2番 パー5 537ヤード(2)

2番 パー5 537ヤード(1)
 
3番 パー3 195ヤード

3番 パー3 195ヤード(2)

3番 パー3 195ヤード(1)

打ち下ろし。グリーンの手前から左に池、奥は1つのバンカーでガードされている。グリーンは斜めに伸びていて、グリーンと池の間は下りスロープで、そこに落ちると斜面を転がり池まで落ちる。

 
6番 パー4 466ヤード

6番 パー4 466ヤード(2)

6番 パー4 466ヤード(1)

左ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろし。左に2つのフェアウェイバンカーがあり、270ヤードで捕まる。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは受けていて、その左に1つのバンカーが配されている。

 
7番 パー5 527ヤード

右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしになり、右FWバンカーが1つ、クロスバンカーが1つあり、それぞれ、225ヤード、240ヤードのキャリーで越える。それらの2つのバンカーの先に左FW\バンカーも配され、ロングヒッターはこのバンカーが効いてくる。これらの斜めに3個置かれたバンカーは改造後に配された。セカンド、サードと打ち上げになる。セカンドの落下地点に左FWバンカーが1つあり、ファアウェイは狭い。グリーンは縦長の2段状で、左は2つのバンカーでガードされている。グリーン右奥に大きなマウンドが施されている。

 

7番 パー5 527ヤード(3)

7番 パー5 527ヤード(2)

7番 パー5 527ヤード(1)
 
8番 パー4 488ヤード

8番 パー4 488ヤード

やや左ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、セカンドは強い打ち下ろし。ティショットもセカンドも左右のバンカーに注意。グリーンの右は池も配されている。グリーン真ん中に尾根が横切る。

 
11番 パー4 500ヤード

11番 パー4 500ヤード(2)

11番 パー4 500ヤード(1)

やや左ドッグレッグで打ち上げていく、とても長いストレートのミドル。ティショットは1つの大きな左フェアウェイバンカーがあり255ヤードで入り、右のOBラインは浅く、フェアウェイは狭い。グリーンは縦長の2段状。パーオンには飛距離が必要。

 
14番 パー3 181ヤード

14番 パー3 181ヤード(2)

14番 パー3 181ヤード(1)

打ち下ろしで池越えのショート。グリーン左も池。グリーンの手前と右奥はバンカーでガードされていて、手前のガードバンカーは深い。砲台グリーン。バンカーと池が離れていて、水の恐怖感はあまりないが、プロのトーナメントではグリーンと池の間の傾斜地を短く刈り込むことにより、ボールが池に吸い込まれる設定にも出来る。

 
16番 パー4 454ヤード

16番 パー4 454ヤード(2)

16番 パー4 454ヤード(1)

ティショットは打ち下ろしの強い左ドッグレッグ。右にフェアウェイバンカーが1つある。グリーンの左右にバンカー、右は下りスロープ、奥には池が配されている。

 
18番 パー5 565ヤード

セカンド地点から左ドッグレッグの緩やかな打ち下ろし。ティショットは280ヤード先から右にフェアウェイバンカーが2つあり、ロングヒッターは落とし所が狭くなる。セカンドは左の池に注意。グリーンは縦長の砲台受けグリーンで、左右はバンカーでガードされている。

 

18番 パー5 565ヤード(3)

18番 パー5 565ヤード(2)

18番 パー5 565ヤード(1)
 
余談
大阪都心から車で北に30分。プレーには平日はメンバーの紹介、土日は同伴が必要。昼食でのシーフードピラフは絶品。

ロビー

ランチ

浴室

再設計者のリー・ジョーンズは日本で15コースの設計を手掛けているロバート・トレント・ジョーンズの弟。 筆者がこれまでリー・ジョーンズ設計でプレーしたコースは、日本の太平洋 C・御殿場コース(2018年に改造)、スペインのサンタンデール GC、アメリカのザ・カントリー C(改造)、べスページ州立公園・ブラックコース(改造)のコグヒルG&CC・ No.4コース(改造)がある。