ホライズン・ヒルズ ゴルフ&カントリークラブ
Horizon Hills Golf & Country Club

コースデータ
所在地 マレーシア、ジョホール州
コース長 6858ヤード パー72
コースレート 73.6
プレー日 2019年4月28日
設計者 ロス・ワトソン
オープン 2008年
キャディ あり
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.80
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
満足度
5

なだらかな地形のパークランドコース。ストレートホールが一つもなく、全て左右のどちらかにドッグレッグして変化がある。池を上手く使ったレイアウトになっており18ホール中17ホールで池、クリークが効いてくる。2番、4番、8番、16番、18番ホールは“リスクと報酬”ホールで各ホールには複数の攻略ルートが設定され、安全なルートではパーは難しくない反面、リスクを伴うルートではショットに成功すればバーディという報酬がもらえる可能性が高いが、失敗すればボギー、ダブルボギーもあり得る。



クラブハウスからの景観

15番グリーン

12番ホールから見る17番グリーン

バンカーも戦略的に配され、グリーンの形状と傾斜もホールに溶け込んでいて素晴らしい。2010年から2012年までの3年間アジアツアー、2011年だけはヨーロッパツアーの共同開催のイスカンダル・ジョホール・オープンを開催した。

スコアカード

 
2番 パー5 553ヤード

左ドッグレッグの難ホール。クリークがFWを分断していて、ロングヒッターはクリーク越えのタイトなFWに打っていくセミブラインドのショットの選択肢がある。FWの右サイドを同じクリークが走っているが、成功すればオンが狙える。安全打つにはティショットをクリークの手前に刻み、やや打ち上げていくセカンドで2度FWを横切っているクリーク越えになる。グリーンは5個のバンカーでガードされ、縦長の砲台グリーンで受けている。素晴らしい“リスクと報酬”ホール。

 

2番 パー5 553ヤード(3)

2番 パー5 553ヤード(2)

2番 パー5 553ヤード(1)
 
4番 パー4 361ヤード

4番 パー4 361ヤード(2)

4番 パー4 361ヤード(1)
右ドッグレッグで比較的短いミドル。ティショットは少し打ち下ろしで、タイトなFWの左サイドに2個のバンカー、右サイドは池に面して、FWは右の池の方に傾斜している。グリーンは砲台で3個のバンカーと右サイドの池でガードされている。ティグランドからのホールの景観もとても良い。
 
6番 パー5 549ヤード

やや右に曲がってからはほぼストレートのロング。ティショットではFW左右に配されて3個のバンカーが効いてくる。少し打ち下ろしていくセカンドでは左サイドの池と右サイドの2個のバンカーに注意。ティショット、セカンドともFWはタイト。縦長の2段グリーンは砲台で5個のバンカーでガードされている。受けグリーン。

 

6番 パー5 549ヤード(3)

6番 パー5 549ヤード(2)

6番 パー5 549ヤード(1)
 
7番 パー4 444ヤード

7番 パー4 444ヤード(2)

7番 パー4 444ヤード(1)
右ドッグレッグのタフなホール。ティショットでは左サイドの池と左右のFWバンカーで落し所が狭い。グリーンは強い砲台で、3個のバンカーと左サイドは池に面している。
 
8番 パー3 189ヤード

グリーンの半分は池に面しているショート。グリーンは斜めに細長く、左手前から左サイドは全て池に面して、右サイドから右奥に4個のバンカーが並ぶ。グリーンの奥行きはあまりない。グリーンの右手前の花道に安全に打ってから、寄せでパーセーブを狙うルートも考えられる。

 

グリーン後方から見る8番ホール

8番 パー3 189ヤード(2)

8番 パー3 189ヤード(1)
 
10番 パー4 389ヤード

10番 パー4 389ヤード(2)

10番 パー4 389ヤード(1)
右に池が広がる右ドッグレッグ。ティショットは右の池と3個が斜めに並ぶ右FWバンカー越えでFWは広い。グリーンはやや砲台で3個のガードバンカーが配されている。グリーンは右に傾斜している。ドライバーで打つのが気持ち良いホールで、ティショットが成功すればセカンドは難しくない。
 
11番 パー4 413ヤード

11番 パー4 413ヤード(2)

11番 パー4 413ヤード(1)
強い左ドッグレッグ。ティショットでは右サイドの池と2個のFWバンカーに注意。FWはタイトで左コーナに配されたパームツリーからドローボールで攻めるのがベスト。グリーンは砲台で4個のバンカーでガードされている。縦長の2段グリーン。
 
13番 パー5 539ヤード

セカンド地点から強く左に曲がるロング。ティショット、セカンドとも左サイドに池がある。ティショットは1個のクロスバンカー越えで、左右にはバンカー4個が配されている。セカンドもFW真ん中に置かれたクロスバンカーに注意。サードはやや打ち上げ。グリーンの左サイドは池に面して、グリー左右は深いバンカーでガードされている。受けグリーン。

 

13番 パー5 539ヤード(3)

13番 パー5 539ヤード(2)

13番 パー5 539ヤード(1)
 
14番 パー4 446ヤード

右ドッグレッグの難ホール。ティショットは少し打ち下ろしのセミブラインド。セカンドは池越えになり、グリーンのすぐ手前から左サイドにかけて池が配されている。グリーンは縦長で、真ん中が少し凹んでいる緩やかな傾斜の3面グリーン。グリーン右奥は1個のバンカーでガードされている。

 

14番 パー4 446ヤード(3)

14番 パー4 446ヤード(2)

14番 パー4 446ヤード(1)
 
16番 パー4 314ヤード

16番 パー4 314ヤード(2)

16番 パー4 314ヤード(1)
右ドッグレッグのとても短いミドル。ロングヒッターは池越えの左右に3個のバンカーとサイドの池に挟まれたFWに打っていき、1オンが狙える。FWとグリーンの右サイドの池が効いているので、ドライバーで打つにはリスクが伴う。ティショットで右FWバンカーの手前にアイアンで安全に刻み、110ヤード前後のセカンドでピンを狙うのも良い攻め方である。グリーンは縦長の砲台。
 
17番 パー3 142ヤード

17番 パー3 142ヤード(2)

17番 パー3 142ヤード(1)
名物ホールでアイランドグリーン。少し打ち下ろしの短いショート。グリーンは横に長くて大きい。グリーンは受けながら左傾斜していて、グリーンのセンター後部に尾根も走る。TPCソーグラスのアイランドグリーンをイメージしていて、距離は同じぐらいだが5割ほどグリーン面が広い。
 
18番 パー5 519ヤード

右ドッグレッグのチェレンジングなロング。ティショットではFWが池を挟んで2つ用意されていて、左のFWは安全だが右サイドの池に注意、ロングヒッターは右手に浮いているアイランドFWに打てれば、より直線的なグリーンへのラインになり、セカンドではアイアンで2オンが可能になる。但し最短ルートでは265ヤードの正確なキャリーボールが要求される。通常は左サイドのFWにティショットを打って、セカンドも左に2個のFWバンカーがあり、右サイドは池に面するタイトなFWに打っていく。グリーンは縦に長く、グリーン半分は池に突き出ていて、前部は全て池に面している。このホールも素晴らしい“リスクと報酬”ホール。アイランドFWを取り入れたことでこのホールをとてもユニークにしている。

 

18番 パー5 519ヤード(3)

18番 パー5 519ヤード(2)

18番 パー5 519ヤード(1)
 
余談
ジョホールバル市からもほぼ東に20分、セナイ空港からほぼ南に30分。メートル表示なのでヤードに換算した。プライベートクラブだがプレー可能。スイミングプールはとても大きい。

キャディ

巨大プール


レストラン

ランチ

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2020年度マレーシアのベスト40コースで第9位。マレーシアでは200コース強ある。

他のマレーシアでのロス・ワトソン設計コースはコタプルマイG&CCスタッフフィールドGRアファモサGRトロピカーナG&CCな、インピアンG&CCなどがある。