ホープアイランド GC
Hope Island Golf Club

コースデータ
所在地 オーストラリア、クイーンズランド州
コース長 7061ヤード、パー72
コースレート 74.0
プレー日 2006年1月8日
設計者 トムソン、ウォルバリッジ、ペレット
オープン 1992年
キャディ なし
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.50
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5
 

フラットなリンクスコース。合計128個あるポットバンカーがコースの至る所に出現し、隠れたマウンドとウォターハザードと相まってコースの戦略性を高めている。オースラリアでは数少ないリンクス風コースの1つ。全てのグリーンは砲台なので、結果オーライのアプローチショットはなく、正確性が要求される。コースレイアウトは非常に面白いが、グリーンの形状がほとんど同じで、毎回同じような砲台グリーンなので、グリーンにもう少し変化があれば、もっと良いコースになると思う。現状でも素晴らしいコースで上級者を魅了することは間違いない。



クラブハウスからの景観

クラブハウスからの景観

クラブハウスからの景観

 

2番 パー5  548ヤード

左の池に沿って左ドッグしているホール。ティショット、セカンドともに左の池が効いており、フェアウェイが狭いので、距離を犠牲にしてでも正確なショットが必要。グリーンは砲台で複雑なアンジュレーションが施されている。

 

2番 パー5 548ヤード(3)

2番 パー5 548ヤード(2)

2番 パー5 548ヤード(1)
 
3番 パー3  193ヤード

3番 パー3 193ヤード
素晴らしいレイアウトのショートホール。バンカーの配置が良く、バンカーは深くて人目を引く。グリーン前面をガードしているバンカーに入れないように大き目に打ちたい。グリーンの60ヤード右手前にもバンカーが配され、プレーヤーの距離感を惑わす。
 
8番 パー5  549ヤード
初めはストレートで最後の100ヤードで軽く右にドッグレッグしているパー5。ティショットではフェアウェイがタイトなのとポットバンカーが待ち構えているので、正確なショットが必要。セカンドショットではその落し所のフェアウェイに4つのポットバンカーが点在しているので、アイアンでバンカー手前に刻むか、フェアウェイウッドで勝負するかの決断を強いられる。
 

8番 パー5 549ヤード(3)

8番 パー5 549ヤード(2)

8番 パー5 549ヤード(1)
 
9番 パー4  402ヤード

ほぼストレートホール。ティショットが飛べば飛ぶほどに、左右のバンカーにより落し所が狭くなってくる。セカンドショットを打つ時に見えるグリーンと背後の美しいクラブハウスの景観は素晴らしい。


9番グリーン

9番 パー4 402ヤード(2)

9番 パー4 402ヤード(1)
 
13番  パー4 425ヤード

急激に左ドッグレッグのチャレンジングなホール。ティショットではフェアウェイ左サイドに位置する3つのポットバンカーと左の池が効いている。ティショットを失敗してセカンドショットの距離が残れば、セカンドが難しくなる。

 

13番 パー4 425ヤード(3)

13番 パー4 425ヤード(2)

13番 パー4 425ヤード(1)
 
15番  パー4 448ヤード

15番 パー4 448ヤード(2)

15番 パー4 448ヤード(1)
距離のある、やや左ドッグレッグの難ホール。このホールもティショットの落し所の左右にバンカーが配され、正確なショットが必要になる。セカンドショットが大変で、グリーン周りにはバンカーはないが、グリーンはブッシュで囲まれているので、セカンドショットを曲げると大叩きするホール。
 
17番  パー3 213ヤード

17番 パー3 213ヤード(2)

17番 パー3 213ヤード(1)
とても美しく、難しいホール。普段のフルバックティは252ヤードだが、アゲインストの風が吹くホールなので、40ヤードほど短くなっていた。それでも、180ヤードで池、200ヤードでグリーン前面のバンカーを越えるキャリーボールが必要。パーが取れれば嬉しいホール。
 
18番  パー5 563ヤード
左ドッグレッグで左が池のきれいなホール。左に池とかポットバンカーがあるので、ティショットもセカンドも右目、右サイドから攻めるのが正解。グリーンは小さいくバンカーでガードされているので、サードショットも正確性を要求される。
 

18番 パー5 563ヤード(3)

18番 パー5 563ヤード(2)

18番 パー5 563ヤード(1)
 
余談

レストラン

ブリスベン空港から車で50分、ゴールドコーストのサーファーズパラダイスより車で225分。宿泊施設完備。ヤーデージ杭はメートル表示。バックティからは誰でも自由にプレーできる。GPS付きゴルフカートなので、ピンまでの残り距離がすぐ分かり便利。アメリカのPGAで活躍しているピーター・シニアのホームコース。

ゴルフダイジェスト誌で2006年度オーストラリア第24位に選ばれている。ピーター・トムソン(トムソン、ウォルバリッジ、ペレット)設計の他のオーストラリアのコースは、ムーナウリンクス・オープンコース(同ラン14位)&レジェンズコース(同37位)、ザ・ナショナルGC・オーシャンコース(同46位)、アリススプリングスGC(同62位)、ツインウォーターズGC(同68位)、カムデンレイクサイドGC(同72位)、シーテンプルG&CC(同94位)、リバーサイド・オークスGCカントリークラブ・タスマニアなどがある。

彼ら設計のアジアでのコースは、香港の香港GC・エデンコース、クリアウオーターベイG&CC (再設計)、シンガポールのタナメラCC・ガーデンコースシンガポールアイランドCC・ニューコース(再設計)、日本の南部富士CC、廣済堂トムソンCC、ぜんCC、トムソンナショナルCC、スリーレイクスCC、中国の北京リンクス(北京北辰)GC、北京窑上(北京ヤオシャン)GC、上海銀濤(上海ゴルフキング)GC上海浜海GC、長沙青竹個GC、タイのノーブルプレイスGR&CCロイヤルチェンマイGRラヨン・グリーンバレーCC、インドネシアのバリ・ハンダラ・廣済堂CCロンボック・ゴルフ・廣済堂、マレーシアのクラブ・ゴルフ・サルタン・アブドゥル・アジス・シャ(KGSASS)がある。