セントーサ ゴルフクラブ、ニュータンジョンコース
Sentosa Golf Club (New Tanjong Course)

コースデータ
所在地 シンガポール
コース長 7086ヤード パー72
コースレート 74.6
プレー日 2019年9月15日
設計者 フランク・ぺニンク
再設計者 アンドリュー・ジョンストン、マット・スワンソン
オープン 1974年
キャディ あり(要事前予約)
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.55
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
4

セントーサ島にあり内陸部のニュータンジョンコースと海に近いセラポンコースの36ホール場。セラポンコースの方が、シンガポールオープンを開催しているので有名で、より戦略性が高くチャレンジング。このタンジョンコースはマングローブの湿地帯を埋め立てられたところに造られた。起伏に富み、池やバンカー、狭いフェアウェイ等が難易度を上げている。ニュータンジョンはセラポンよりも平坦な地形にレイアウトされ、OUTは小さな丘の頂上まで2回登って行きコース全体と海の景色を楽しめる。INはセラポンとニュータンジョンを隔てるジャングルに覆われた、ややフラットな丘に展開する。



クラブハウスから見る海

3番グリーンの滝

2016年に全面改造が行われ、新しいルーティングで、距離が以前の6800ヤードから300ヤード近く長くなり、印象に残るホールが少なかったが、多くのホールが個性的になっている。一番大きな要因はアジアのコースではめったに見られない巨大バンカーの新設で、視覚的にも戦略性からも素晴らしく向上している。これらのバンカーは設計者がオーストラリアのサンドベルト地帯の名門コースのバンカーのスタイルに触発されている。9ホールでウォータ―ハザードが絡み、ブッシュ、深いラフと熱帯雨林などのハザードも良く効いている。以前のグリーンは大きすぎたが、改造後は適度の大きさになりアンジュレーションはより強くなっている。グリーンはティフ・イーグル(バミューダ系)にしては超高速で、コース内の管理が行き届いている。このニュータンジョンコースで2017年より毎年米国女子トーナメントが開催されている。2021年度のトーナメント時の長さは6700ヤードに設定している。2018年にはアジア・パシフィック男子アマチュア選手権が開催され、当時アマチュアだった金谷プロが優勝している。


4番、パー4


6番、パー4

16番、パー5

2008年プレー時の改造前のコース
スコアカード
 
5番 パー5 554ヤード

5番 パー5 554ヤード(2)

5番 パー5 554ヤード(1)
やや左ドッグレッグのタフなロング。ティショット、セカンドとも左手に広がる池が効いてきてFWはタイト。ティショットは打ち下ろしで右サイドに2個の大きなバンカーもある。セカンドでグリーンを狙う場合は、縦長の左半分は池に面しているのでリスクが伴う。グリーンの真ん中にコブがあり、グリーンの右サイドに1個、右手前に2個のバンカーが配されている。
(セカンド地点の写真なし)
 
7番 パー3 260ヤード

7番 パー3 260ヤード
打ち下ろしのとても長いショート。グリーンは大きく受けていて、左サイドはバンカーでガードされている。ティグランドからの景観は良く、綺麗なホール。
 
8番 パー5 526ヤード

左ドッグレッグの狭いホール。ティショット、セカンドともFWは左傾斜。ロングヒッターは左の池も効いてくる。セカンドでグリーンを狙う場合はグリーン左手前にほぼ面している池だけ避ければ、グリーンの左右に外してもハザードまでは広い。セカンドを刻む場合が難しく、池と右手のジャングルに挟まれたFWはとても狭い。グリーンの奥はバンカーでガードされている。

 

8番 パー5 526ヤード(3)

8番 パー5 526ヤード(2)

8番 パー5 526ヤード(1)
 
11番 パー4 447ヤード

11番 パー4 447ヤード(2)

11番 パー4 447ヤード(1)
やや左ドッグレッグの緩やかな打ち上げ。グリーンは砲台の2段形状で手前の段は強く受けている。
 
12番 パー4 454ヤード

1番 パー4 417ヤード(2)

1番 パー4 417ヤード(1)
右ドッグレッグの難しいミドル。ティショットは打ち下ろしになり、右手前の木立がスタイミーになり、フェードボールが要求される。FWは左傾斜。グリーンは砲台で受けていて尾根も走り、手前に小さめのバンカーが配され、左サイドに縦に長い砂地の荒地が続く。
 
13番 パー5 534ヤード

やや左ドッグレッグ。ティショットでは左右にいくつかのバンカーがあり、FWはタイト。セカンドでのFWも狭くて、左に傾斜している。グリーンは横に長く、手前と左サイドはそれぞれ大きなバンカーでガードされている。

 

13番 パー5 534ヤード(3)

13番 パー5 534ヤード(2)

13番 パー5 534ヤード(1)
 
15番 パー3 201ヤード

15番 パー3 201ヤード
レダングリーンのショート。ティショットは池越え。グリーンは斜めの形状で、右手前から左奥に急傾斜している。グリーン手前から左サイドに縦に長いバンカーと左手には池も配されている。
 
17番 パー3 192ヤード

17番 パー3 192ヤード(2)

17番 パー3 192ヤード(1)
グリーンとバンカーが池で囲まれているホール。グリーンの左サイドの一部は池に面し、手前から左サイドに大きなバンカーが配され、グリーンの右サイドも池になる。受けグリーン。
 
18番 パー4 507ヤード

18番 パー4 507ヤード(2)

18番 パー4 507ヤード(1)
ストレートで打ち上げの長いミドル。ティショットでは左サイドのOBゾーンは浅い。グリーンは斜めの形状で受けていて、手前は2個の大きなバンカー、奥もバンカーでガードされている。正面の美しいクラブハウスを見ながらプレーできる。
 
余談

シンガポール中心地から南に20分、チャンギ空港から東北に25分。ビジターのプレーは可能。メートル表示だったので、ヤードに換算している。クラブハウス内に本格的なイタリアンと日本レストランがあり、どちらも評判は良い。



レストラン


レストラン

ランチ

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度シンガポール ベスト10コースで第2位。シンガポールには20のゴルフコースがある。

Five/6 Hotel Splendor

Five/6 Hotel Splendor


チャイナクラブ


レストランからの景色

レストランからの景色

ホテルはFive/6 Hotel Splendorに泊まった。ホテルからコースまで南西に25分。前夜はシンガポールのチャイナクラブで食べた。香港にある有名な会員制レストラン、チャイナクラブの姉妹店だ。レストランのメンバーの友人に連れてもらい、都心部の52階建てのビルの最上階からの抜群の景観と香港同様美味しい中華が魅力であったが、あいにく2020年に閉鎖した。