札幌ゴルフ倶楽部、輪厚コース
Sapporo Golf Club –Wattsu Course

コースデータ
所在地北海道
コース長7063ヤード、パー72
コースレート73.4
プレー日2005年5月25日
設計者井上誠一
オープン1958年
キャディあり
ゴルフカートなし
評価
総合評価
4.40
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5
 

穏やかな起伏のある林間コース。全てのホールが美しい樹木でセパレートされている。各ホール攻略ルートがはっきりしていて、どこに打つべきか、どこは避けるべきかをプレーヤーは理解できるが、そのポイントをはずした時には、その後の攻めが難しくなる。Outの9ホールの方は変化に富み、若干単調なInよりプレーして楽しかった。受けグリーンが多いのも特徴。



クラブハウスからの景観

クラブハウスからの景観

 
1番 パー4 411ヤード
やや左ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろし。左コーナーのバンカーには220ヤードで入り、250ヤードで越える。
 

グリーンから望む1番ホール

1番 パー4 411ヤード(2)

1番 パー4 411ヤード(1)
 
3番 パー3 160ヤード

3番 パー3 160ヤード
グリーン背後に聳える唐松がとてもきれいなショートホール。グリーンは横に細長く、手前のバンカーが効いて
 
4番 パー4 380ヤード

4番 パー4 380ヤード(2)

4番 パー4 380ヤード(1)
ストレートなミドルホール。距離が長くないので、一見簡単そうに見えるが、実際プレーして難しいホール。フェアウェイを両サイドの松がガードしていて、ティショットを少しでも曲げると、セカンドショットでグリーンを狙えなくなる。この狭いホールは通称“松の廊下”と言われている。チャレンジングなホールだが、松の景観も素晴らしい。セカンドショットは打ち上げになり、グリーン右手前のバンカーは深いので避けるべき。
 
5番 パー5 520ヤード
池の周りをほぼ直角に右に回るホール。ロングヒッターは2オン可能。セカンドは少し打ち上げになる。ショートカットの池越えには235ヤードのキャリーボールが必要。プロは、その池の右の林越えで攻めるようだ。
 

5番 パー5 520ヤード(3)

5番 パー5 520ヤード(2)

5番 パー5 520ヤード(1)
 
8番 パー3 230ヤード

8番 パー3 230ヤード(2)

8番 パー3 230ヤード(1)
距離があるのでチャレンジングなショートホール。砲台グリーン。
 
11番 パー3 234ヤード

11番グリーン

11番 パー3 234ヤード
少し打ち下ろしの、長いパー3。グリーンはうねっている。グリーンを林が取り囲んでいるように見える。
 
13番 パー4 415ヤード

13番 パー4 415ヤード(2)

13番 パー4 415ヤード (1)
急な右ドッグレッグ。右コーナーの池越えには200ヤードのキャリーが必要。セカンドは打ち上げ。
 
17番 パー5 579ヤード
名物ホールで距離のあるロング。緩やかでストレートな打ち下ろしが続き、残り135ヤードの地点から直角に左ドッグしている。ティショットでは、左サイドか林が迫り出しているので普通ならばドローボールで攻めたくなるたたずまいなのだが、フェアウェイは左傾斜していて、ドローボールでは林を避けて打ち出しても左サイドの深いラフまで転がってしまう。セカンドショットをフェアウェイ右サイドに打たなければ、サードショットでグリーンが狙えなくなる。プロはセカンドショットを左の林越えでグリーンを狙うが、プロでも少し当たりが薄いと、セカンドショットが林の中に入ると聞く。
 

グリーンから望む17番ホール

17番 パー5 579ヤード(2)

17番 パー5 579ヤード(1)
 
余談

レストラン
札幌市内、千歳空港からは、どちらも車で40分前後。札幌ゴルフ倶楽部はこの輪厚コースと、由仁コースがある。2つのコースは距離は離れているが、設計者は同じ。サウナあり。ビシジターのプレーは、原則的にはメンバー同伴か紹介が必要。

基本的にはクラブの競技会しかバックティを使用できないようだが、シングルハンデイの証明書をキャディマスターに見せれば、バックティからプレー出来る可能性がある。当日は前の組に遅れないと言う条件で、7063ヤードのバックティから打つことが出来た。

ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキングでは34位に選ばれている。他の井上誠一設計のコースは、大洗GC龍ヶ崎CC鷹之台CC霞ヶ関CC・西コース武蔵CC・豊岡コース武蔵CC・笹井コース日光CC那須GC大利根CC浜野GC茨城CC・西コース瀬田GCいぶすきGC鶴舞CC葛城GC西宮CC伊勢CC南山CC室蘭GC大原・御宿GC湘南CC戸塚CC・西コース烏山城CC愛知CCなどがある。ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキング100位以内では、井上誠一設計のコースが最多の17コース選ばれている。2位はロバート・トレントJr.の10コース。3位はジャック・ニクラスの7コース、4位は上田治の6コース。海外ではフィリピンのタット・フィリピナスGC、マレーシアのネガラ・スバンGCの設計も手がけている。