ウィングドフット ゴルフクラブ、イーストコース
Winged Foot Golf Club (East Course)

コースデータ
所在地 アメリカ、ニューヨーク州
コース長 6809ヤード パー72
コースレート 73.9
プレー日 2017年5月14日
設計者 A.W. ティリングハースト 
再設計者 ギル・ハンス 
オープン 1923年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
5.35
コースレイアウト
6
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
5
満足度
6

ほぼフラットなパークランドコース。ウェストとイーストの2コースあり、ウェストは距離が長く全米オープンを5度回開催している本格的なチャンピオンシップコースで、イーストは短いが、FWはより狭くグリーンはより小さく、個性的なホールが多い。イーストコースは1番から10番ホールまで1つのループで一旦クラブハウスに戻り、11番から18番の8ホールは、ウェストコースのOutのInの間の細長い敷地にレイアウトされている。FWとグリーンのフロントのつなぎ方が特に素晴らしい。ウェストコースは似たようなホールが多いが、イーストの各ホールはバラエティに富み、プレーしてより面白い。4つあるパー3にタフなホールが多く、全てが印象的。11番から15番ホールの5ホール連続世界クラスの出来であろう。



4番ホールからの景観

13番グリーン

コースを彩る花(アザレア)

2012年にはギル・ハンスにより、ティリングハーストのオリジナルのバンカーとグリーンの形状とサイズに戻した。ウェストコースの方は距離がありタフなだが、グリーンとグリーン周りだけを見れば、イーストコースの方が難しい。受けグリーンが多く、いくつかのグリーンは強く受けているので、手前のガードバンカーとかフォールス・フロント(グリーンのフロントの面が偽りのグリーンで手前の花道まで傾斜で転がって戻る形状)を避けるために大き目のクラブで打つと、ピンをオーバーしてしまい、受けグリーンでの下りのパットと寄せはとても速く難しい。今まで2回の全米女子オープンと2004年に全米シニアオープンを開催。

 
1番 パー4 400ヤード

1番 パー4 400ヤード(2)

1番 パー4 400ヤード(1)
やや左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドのFWバンカーは効いているので、FW右半分狙いが良い。右サイドにはOBゾーン(?)がある。グリーンの左右にバンカーが配され、右奥のOBゾーンは浅い。グリーンは強く受けていて、尾根も走っている。
 
2番 パー5 504ヤード

ほぼストレートで、ロングヒッターは2オン可能なロング。ティショットではFWは右に傾斜して右サイドにバンカーがある。セカンドではFWは左に急傾斜して、左サイドにバンカー、右サイドに木立とOBゾーンがある。グリーンの左サイドは2個のバンカー、右サイドは急なスロープでガードされ、グリーンは受けながら2個のコブもある。

 

2番 パー5 504ヤード(3)

2番 パー5 504ヤード(2)

2番 パー5 504ヤード(1)
 
3番 パー3 148ヤード

3番 パー3 148ヤード(2)

3番 パー3 148ヤード(1)
絵葉書になるような綺麗なショート。グリーンの左に大きなバンカー、右奥に小さなバンカーが配さている。グリー上にいくつかの小さなマウンドがあり、フォールス・フロントに注意。
 
4番 パー5 591ヤード

右に右にと曲がっている距離のあるミドル。ティショットは池越えで、ティショットもセカンドもFW左サイド狙いが良い。セカンドで緩やかな打ち下ろしでFWは右に傾斜して、右サイドの池と3本の木立が効いてくる。グリーンは強い砲台で、強く受けている。

 

4番 パー5 591ヤード(3)

4番 パー5 591ヤード(2)

4番 パー5 591ヤード(1)
 
5番 パー4 444ヤード

5番 パー4 444ヤード(2)

5番 パー4 444ヤード(1)
強い右ドッグレッグ。ティショットは左サイドに打つのが良い。FW右半分からのセカンドは右の木々が邪魔になりグリーンを狙えない可能性が高い。グリーンは縦長で、強い尾根が斜めに横切る。グリーンの左右はバンカーでガードされている。
 
6番 パー3 196ヤード

6番 パー3 196ヤード(2)

6番 パー3 196ヤード(1)
美しいショート。グリーンは4個のバンカーに囲まれていて、右サイドのOBゾーンも浅い。砲台の受けグリーンで、ピンの上からのパットはとても速い。表示距離より視覚的に短く見えるので注意。グリーンの奥にはアザレアが豪華な花を咲かせている。この花はオーガスタ・ナショナルGCでよく見かけるのと同じもの。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
 
7番 パー4 472ヤード

左ドッグレッグのタフなミドル。ティショットはFWの真ん中右狙いが良い。セカンドが難しく、距離と方向性が要求される。グリーンは少し砲台で縦に細長く、花道は狭い。グリーン左右にどちらも長いバンカーが配され、グリーンは受けている。

 

7番 パー4 472ヤード(3)

7番 パー4 472ヤード(2)

7番 パー4 472ヤード(1)
 
8番 パー5 451ヤード

強い左ドッグレッグで2オン可能な短いロング。ティショットは左サイドのバンカーと木立が効いていて、FWセンターのやや右狙いが良い。グリーン左右にバンカーがあり、左のバンカーは深い。グリーンはアンジュレーションが強く、傾斜も複雑でパットが難しい。

 

8番 パー5 451ヤード(3)

8番 パー5 451ヤード(2)

8番 パー5 451ヤード(1)
 
11番 パー4 363ヤード

11番 パー4 363ヤード(2)

11番 パー4 363ヤード(1)
ほぼストレートの少し短いミドル。ティショットでは右サイドのFWバンカーが効いてくる。このバンカーは250ヤードで捕まるが、届かないクラブで安全に刻んでもショートアイアンでグリーンを狙える。グリーンは砲台で、強く受けていて尾根も横切る。グリーンは横に細く50ヤードも奥行きがあり、左右はバンカーでガードされている。
 
12番 パー5 546ヤード

セカンド地点からほぼ直角に左に曲がるロング。ティショットでFW右半分に打つとセカンドが打ちやすい。グリーンは3個のバンカーでガードされ、強く受けている。グリーンの奥は急な下りスロープになるので、グリーンオーバーからの寄せはパーセーブが難しい。

 

12番 パー5 546ヤード(3)

12番 パー5 546ヤード(2)

12番 パー5 546ヤード(1)
 
13番 パー3 146ヤード

名物ホールでとても美しいショート。グリーンは砲台で斜め形状。グリーンの左と手前から右サイドに2個の深いバンカー、奥には木立が配され、グリーの左サイドから奥にかけて下り傾斜のラフになる。グリーンは右奥から左手前に傾斜している。

 

13番 パー3 146ヤード(3)

13番 パー3 146ヤード(2)

13番 パー3 146ヤード(1)
 
14番 パー4 407ヤード

14番 パー4 407ヤード(2)

14番 パー4 407ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドのバンカーが効いてくる。グリーンは砲台で左右はバンカーでガードされ、右サイドのOBゾーンは浅い。グリーンは縦に細長く、前部4分の1は強く受けている。
 
15番 パー4 338ヤード

15番 パー4 338ヤード(2)

15番 パー4 338ヤード(1)
ストレートで美しくて短いミドル。ティから265ヤード先にクリークが横切る。グリーンは縦長の強い砲台で、左右のガードバンカーはとても深い。特に右のバンカーは身長の2倍ほどの深さがある。受けグリーン。
 
17番 パー3 231ヤード

バンカーが1つもないが長く戦略性豊かなホール。縦長で長方形のグリーンの前部5分の1はフォールス・フロントになる。グリーンの左右と奥からのアプローチが難しく、グリーンを捉えないとボギーになる確率が高い。アメリカのゴルフコースで最も難しいパー3の1つ。

 

横から見る17番グリーン

17番 パー3 231ヤード(2)

17番 パー3 231ヤード(1)
 
18番 パー4 474ヤード

18番 パー4 474ヤード(2)

18番 パー4 474ヤード(1)
ストレートで緩やかな打ち上げの長いミドルでとてもタフ。ティショットでは右サイドのバンカーがFWに食い込んでいて、FWは狭い。グリーンは長方形で、左右にバンカーが配されている。グリーンは受けていて、前部にフォールス・フロントがある。クラシックで典型的なティリングハーストのグリーン。
 
余談
ニューヨーク、マンハッタンから北に30分。プライベートクラブなのでメンバー同伴が必要。クラブハウスは100年ほど前に建築されたもので、レストランには風が入るように計算されていて、未だにエアコンは取り付けられていない。真夏でもエアコンなしで過ごせる。

キャディ

テラス・レストラン

ロッカールーム

トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2019年度ニューヨーク州ベスト70コースで第10位。ニューヨーク州には1000近くのゴルフコースがある。トップ100ゴルフコースの2020年度全米ベスト100コースでは第44位。2020年度ゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて第62位に選ばれている。

A. W. ティリングハースト設計でトップ100ゴルフコースの2019年度全米ベスト100コースにランクインしているのは、バルティモアCC、ベスページ(ブラックコース)、クエーカー・リッジGC、リッジウッドGC、サンフランシスコ GC、ウィングド・フットGC(イーストコース)、ウィングド・フットGC(ウェストコース)、サマセットヒルズCCスリーピーホーローCC(アッパーコース)、ワイカガイルCCと10コースある。ニューヨーク州では61コースの設計と改造に関わった。

現大統領のドナルド・トランプ氏も古くからのメンバー。100年の歴史の中名物キャディも多く輩出している。マンハッタン周辺には数多くのゴルフコースがあるが、ウィングドフット ゴルフクラブは“ゴルフコースのヤンキース・スタジアム”と呼ばれ名声が高い。



Sheraton Tarrytown

Sheraton Tarrytown


Sitar Indian Cuisine

Sitar Indian Cuisine

Sitar Indian Cuisine

プレー前日はSheraton Tarrytownに泊まり、近くのインド料理店、Sitar Indian Cuisineで食べた。ホテルからコースまでは南東に25分。