ディアマンテ、エル・カルドナルコース
Diamate (El Cardonal Course)

デユーンズ・ランド展開する高低差のあるリンクス風のコース。メキシコ西海岸バハ・アリフォルニア半島最南端のサンルーカス岬に位置し、太平洋に面した同じクラブのデューンズコースよりも高い場所にあるタイガー・ウッズの最初の設計コース。コース名のエルカルドナルは、この地域で繁栄する背が高く、細く、多腕のサボテン。ほぼすべての穴から太平洋のパノラマの景色を眺めることができる。OUTではFWの両サイドはデューン（砂丘）が並び、INでは砂漠のアロヨ（小峡谷）が絡んでくる。

クラブハウスからの景観

７番、パー４

１１番、パー３

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コースは広いFW、たくさんのバンカー、大きく起伏が激しいグリーンに特徴がある。パー３以外のティショットでは全てのホールでドライバーを目一杯振れるぐらいFWは広い。しかし海風が強い日にはFWを捉えられずにボールが時々なくなるようだ。アップダウンがあるので、様々なライからセカンド、サードショットを打つことになる。パー４、パー５でバンカーが大きすぎて、目立ちすぎるのがマイナスポイント。天然のアロヨをもう少し上手く活用したレイアウトならもっと良いコースになるであろう。

スコアカード

やや左ドッグレッグの緩やかな打ち下ろしの２オン可能なロング。ティショットでは左右にバンカーとデューンがあるがFWは広い。グリーンは受けていて、左サイドはバンカー、右サイドはデューンが配されているが、デユーンまでにFWは開けているので、右サイドからは寄せやすい。グリーンはかなり大きい。難しいホールでなく、易しいスタートホール。

もう一つの名物ホール。左ドッグの打ち下ろしで雄大な景観のミドル。ティショットはブッシュがあるアロヨ越え。セカンドはやや打ち下ろしで、ダウンヒルライから砲台グリーンに打つ。グリーンの手前と左サイドに３個の大きなバンカーが配され、左手前にアロヨが広がる。グリーンは横に長く左が低い２段形状。ピンが左に切られた時には手前のアロヨが効いてくる。

海に向かってのストレートの打ち下ろし。ティショットではFWバンカーはあるがFWは広い。ティショットで距離が出ればセカンドでグリーンが狙えるが、グリーンは砲台で手前は大きなバンカーガードされているので、２オンは簡単ではない。セカンドで刻む場合はグリーン右手前のFWに打つのが良く、そこからは寄せやすい。景観が素晴らしい最終ホール。