千葉カントリークラブ、梅郷コース
Chiba Country Club – Umesato Course

コースデータ
所在地 千葉県
コース長 7111ヤード、パー72
コースレート 73.4
プレー日 2005年10月、2014年5月
設計者 .安田幸吉  改造:川田太三
オープン 1959年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
4.80
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディシ
4
造形美、景観
5
満足度
5
 

松林に各ホールがセパレートされた林間コース。以前は小さな2グリーンだったが、2003年からサブグリーンは撤去され、メイングリーンは改造されて大きくなりベントの1グリーンになった。通常の2グリーンから1グリーンの改造はグリーン周りに締りがなくなり、セカンド地点からグリーンを狙うときは末広がりの感じになるが、この梅郷の改造は見事。改造前と改造後の両方ともプレーしたが、まるで別のコース。改造後の1グリーンは60年近く前のコースオープン当初からあると髣髴させるぐらい、改造後のグリーン、周りの樹木、新しいバンカーと池の戦略的な配置は見事。



13番グリーン景観

18番ホールの景観

距離は7100ヤードを越え、砲台グリーンを大きなバンカーががっちりガードしているので正確な飛距離と方向性が求められる。ほぼフラットな地形に、ドッグレッグやクロスバンカーでアクセントを付けている。各ホールはストレートに見えるホールでも、フェアウェイを見ると微妙に緩やかにドッグレッグしていることが多く、狙いは絞られて難しさが増す。OUTも良いレイアウトだが、INの方がより変化があり面白みのあるデザイン。合計3コースあり、それぞれが独立しているゴルフ場で、少し離れた場所に、野田コース川間コースがある。 梅郷コースは2003年に2グリーンを1グリーンに大改造し、距離も200ヤードほど長くしたのでコースの評価が大幅に上がった。2014年日本オープン開催。

スコアカード

 
2番 パー5 517ヤード

2番 パー5 517ヤード(1)
や右ドッグレッグ。右から林が張り出しているので、フェアウェイ左を狙っていきたい。2オンを狙うロングヒッターには、グリーン左手前の小さな池と手前に聳える松の木が効いてくる。この池は昔のサブグリーンをそのまま池にしたようだが、2年前に新しく出来たようには見えず、昔からずっとあったように見え、周囲の景観と見事に調和している。池越えのグリーン左手前のバンカーは小さくあごが高い。また左足下がりのライになりやすいので意外に脱出が難しい。

2番 池とグリーン

2番 パー5 517ヤード(3)

2番 パー5 517ヤード(2)
 
4番 パー4 452ヤード
急角度で右ドッグしているホール。右コーナーのバンカー越えは260ヤードのキャリーが必要なので、左から攻めるのが安全。セカンドは200から230ヤード近く残るのでグリーンを狙うか、刻むのか攻め方を決めたい。グリーンは奥が低い縦長の2段グリーンで左右にバンカーが固めている。
 

4番 パー4 452ヤード(3)

4番 パー4 452ヤード(2)

4番 パー4 452ヤード(1)
 
6番 パー5 601ヤード
ほぼストレートの距離のあるロングホール。左右から張り出した木々がティショットの落し所を限定しているので、ティショットが特に難しい。グリーンは横長で右側が高くなっているグリーンなので奥や右ラフに行くと攻めづらい。
 

6番 パー5 601ヤード(3)

6番 パー5 601ヤード(2)

6番 パー5 601ヤード(1)
 
9番 パー4 385ヤード

9番 パー4 385ヤード(2)

9番 パー4 385ヤード(1)
ほぼストレートのミドル。右のバンカー越えはあごが高いので注意。またFW左には以前には松の木が立ち、左に逃げるとスタイミーになりやすかった。最近の改造でその松の木は伐採されている。グリーンはやや砲台で、左前と正面前の2個のバンカーでガードされている。受グリーンは受けているが、手前傾斜と右傾斜で左から右へはとても速い。
 
10番 パー4 436ヤード

10番 パー4 436ヤード(2)

10番 パー4 436ヤード(1)
ストレートのパー4。以前にはティから260ヤード先に池が横切っていたが、2014年の日本オープン開催前の改造で池は埋められた。FW右側に半分池が残されているティから260ヤード先に池が横切る。セカンドショットは180ヤード以上残ることになり、やや砲台グリーンへ正確なショットが必要。左右をバンカーに挟まれた受けグリーンなので花道から攻めたい。
 
13番 パー3 175ヤード

13番 パー3 175ヤード
美しいホール。砲台グリーンで左右のバンカーで挟まれ、松林にも囲まれている。やや左側が高く右に傾斜しているので、左には ずすと難しい。
 
14番 パー5 562ヤード
ほぼ90度左に曲がっているホール。ティショットは右サイドを狙う必要がある。セカンドショットで左の林と中央の木が邪魔にならない。グリーンは高低差のある受けた砲台で、アプローチショットを曲げると、手前のバンカー、左右の林に打ち込むことになる。グリーンの傾斜が強い。グリーン後方のOBゾーンは浅い。このホールは2014年の日本オープン時はフロントティーからのパー4として使われた。
 

14番 パー5 562ヤード(3)

14番 パー5 562ヤード(2)

14番 パー5 562ヤード(1)
 
16番 パー3 204ヤード

16番 パー3 204ヤード
チャレンジングなホール。グリーン手前と右バンカーが効いていて、グリーン奥にもバンカーがあり、OBゾーンの浅い松林となっている。グリーンは左と奥が高い傾斜の強い大きな2段グリーン。
 
17番 パー4 415ヤード
ほぼ直角に右ドッグしているホール。ショートカットの右コーナーバンカー越えで、240ヤードのキャリーが必要。しかしスライスしすぎると、松林の中のOBに行く可能性が高い。セカンドショットはやや打ち下ろしで左手前に池がある。グリーンはお椀形状。
 

グリーンから見る17番ホール

17番 パー4 415ヤード(2)

17番 パー4 415ヤード(1)
 
18番 パー5 572ヤード
右ドッグレッグのロングホール。ティショットはフェアウェイ左側がベスト。左側はOBゾーンが浅くチーピンは厳禁。右側はセカンドで松ノ木がスタイミーになりやすいので注意。セカンドは左の松林の右側がベスト。グリーンは中央に尾根があり前後に傾斜する大きな2段グリーン。ピン奥のときは距離感が難しくなる。右手前のバンカーは大きく入りやすく、アゴが高い。
 

18番 パー5 572ヤード(3)

18番 パー5 572ヤード(2)

18番 パー5 572ヤード(1)
 
余談

東京都心から車で北に40分。2014年の日本オープン開催前にドライビングレンジとアプローチ練習場も改造された。ドライビングレンジは300ヤード対応の距離になり練習球ではなく本球が常備されている。またアプローチ練習場も3個のグリーンが設置され、5ヤードから50ヤードまでのアプローチが練習できるようになった。

ランチで食べたうな重は美味しかった。当時レストラン経営は全国うなぎ名店100選に選ばれた“千歳家”だったが、2018’年にリゾートトラスト資本のレストランに変わった。



レストラン

ランチ

浴場

安田幸吉設計の他のコースは小樽CC平川CCカメリアヒルズCC、茂原CC、ツキサップGC、旭川国際CC、多摩GC、浜名湖CC、水海道GCなどがある。

川田太三設計の彼のコースはイーグルポイントGC、成田GC、若洲ゴルフリンクス北海道ブルックスCCアートレークGC高室池GCなどがある。また数々コースの2グリーンを1グリーンに改造設計していて、筆者がプレーしたなかでは、この梅郷コースと霞ヶ関CC・西コースのグリーン改造が特に素晴らしい。