バーナム・アンド・ベロウ ゴルフクラブ
Burnham & Berrow Golf Club

コースデータ
所在地 イングランド、南西部、コーンウォール半島
コース長 6957ヤード パー71
コースレート 74.0
プレー日 2017年8月22日 
設計者 チャールズ・ギブソン、ハーバート・ファウラー、チャールズ・アリソン、ハリーコルト 
オープン 1890年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
4.80
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
満足度
5

ウェールズの南ブリストル海峡を北に見るサマセット海岸にあるリンクスコース。ウェストワード・ホー!のプロ、チャールズ・ギブソンが初めに初歩的なコースを設計し、1897年に18ホールに拡張された。このクラブのメンバーのハーバート・ファウラー(1902年のキャプテン)、チャールズ・アリソン(1907年のキャプテン)がそれぞれ1910年代と1920年代に本格的なリンクスコースに改造した。海の近くの谷にある細長い敷地に展開しており、変化に富んだ雄大なデューン(砂丘)を縫ってFWがどこまでも延びていく。1番ホールから美しいデューンの間を蛇行しながらほぼ北上して、10番ホールで折り返して蛇行しながらほぼ南下する。デューンの間を進んでいくホールがOUTに多く、牧場のような視界がオープンのリンクスホールがINに多い。



3番ホールからの景観

4番ティからの景観

12番グリーンと教会

1番から5番ホールと14番から18番ホールが特に素晴らしい。4個あるパー3も傑出したデザイン。グリーンは総じてアンジュレーションが強くグリーン面はなめらかで転がりが良い。グリーンコンプレックス(グリーンのガードバンカーを含めたグリーンの形状)はとても良く、多くの下り傾斜が配されていて、グリーンも小さいので、正確なアプローチショットが要求される。適所に配されている合計44個あるバンカーは、数はそれほど多くないが深いのでこれらのバンカーと、深いラフに入れないコースマネジメントが必要になる。ブラバゾントロフィーやイングリッシュアマチュアなど、イギリスを代表するアマチュアゴルフトーナメントの多くを主催している。

12番ホールすぐ近くにある教会

14番ホールからの景観

15番ティからの景観

 
1番 パー4 383ヤード

1番 パー4 383ヤード(2)

1番 パー4 383ヤード(1)
ストレートホール。ティショットでは左右に背の高いデューンが並び落し所は狭いが、FW左半部に打たなければ前方の右サイドから迫っているデューンの丘でグリーンが見えない。グリーンは縦に細長い。
 
2番 パー4 422ヤード

FWがデューンの丘の間を縫うように蛇行している、ほぼストレートホール。ティショットは左右のデューンの間に打っていく。FWは自然の起伏のアップダウンが多い。グリーンは縦に細長い2段形状で、左サイドに3個のバンカーが配され、右サイドは下りのスロープになる。

 

2番 パー4 422ヤード(3)

2番 パー4 422ヤード(2)

2番 パー4 422ヤード(1)
 
3番 パー4 370ヤード

左ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、ロングヒッターは左サイドの大きな窪地と2個のポットバンカー越えのベストラインを狙えるが、ほとんどのプレーヤーでのセカンドはブラインドショットになる。グリーンはデューンに囲まれたパンチボールグリーン。

 

3番 パー4 370ヤード(3)

3番 パー4 370ヤード(2)

3番 パー4 370ヤード(1)
 
4番 パー5 514ヤード

4番 パー5 514ヤード(2)

4番 パー5 514ヤード1)
右ドッグレッグ。ティショットは少し打ち下ろし。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは砲台で左右3個のマウンドが配されている。天気の良い日はティからブリストル海峡の素晴らしい眺望が望める。
 
5番 パー3 194ヤード

5番 パー3 194ヤード 
クラシックなショート。少し打ち上げで距離があり、ホールがデコボコしているデユーンに囲まれ、グリーン手前を3個のバンカーがガードしているので、一見難しく感じるが、プレーするとそれほどまでにタフでない。縦長のグリーンの左サイド真ん中ぐらいに打てばボールは傾斜で中央に転がるし、左奥に外しても寄せは簡単。しかし風の方向次第でショートアイアンからウッドまで変わってくるので距離感が難しいホール。
 
6番 パー4 438ヤード

6番 パー4 438ヤード(2)

6番 パー4 438ヤード(1)
やや左ドッグレッグ。ティショットではFWは狭いが右サイド狙いが良い。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは砲台で受けていて、左サイドにポットバンカーが配され、右サイドに外すとそこからの寄せは簡単ではない。
 
8番 パー5 523ヤード

やや右ドッグレッグの2オン可能なロング。ティショットは溝越えで、左サイドに土手と3個のFWバンカー、右サイドに溝が走り、落し所が狭い。セカンドは左サイドのゴース、右サイドの溝が効いてくる。グリーンは縦長で砲台。

 

8番 パー5 523ヤード(3)

8番 パー5 523ヤード(2)

8番 パー5 523ヤード(1)
 
9番 パー3 169ヤード

9番 パー3 169ヤード(2)

9番 パー3 169ヤード(1)
グリーンが6個のバンカーで囲まれているクラシックなショート。砲台グリーンで、グリーン上は微妙なアンジュレーションが施されている。
 
10番 パー4 398ヤード

10番 パー4 398ヤード(2)

10番 パー4 398ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットは丘越えのブラインド。グリーンの右手前にバンカーが配されている。
 
12番 パー4 402ヤード

やや右ドッグレッグの打ち上げ、ティショットではFWは左に傾斜している。グリーンは縦長で強い砲台の2段形状。チャーチ(教会)が正面に見えるので、チャーチホールと呼ばれていて、ティショットではチャーチの建物の先端部分が打つ方向の目印になる。

 

12番 パー4 402ヤード(3)

12番 パー4 402ヤード(2)

12番 パー4 402ヤード(1)
 
14番 パー3 193ヤード

14番 パー3 193ヤード 
緩やかな打ち上げでタフなショート。グリーンは強い砲台の2段グリーンで左にも傾斜している。グリーンの右サイド狙いが良い。
 
15番 パー4 482ヤード

FWは蛇行しているが、ほぼストレートの長くて難しいミドル。ティショットは打ち下ろしでブラインドのFWに打って行く。左サイドはグリーンまでブッシュが続き、右サイドはラフの窪地がある。グリーンは窪地の中に置かれ、すぐ左にブッシュ、左手前に大きなマウンドが配されている。

 

15番 パー4 482ヤード(3)

15番 パー4 482ヤード(2)

15番 パー4 482ヤード(1)
 
17番 パー3 202ヤード

17番 パー3 202ヤード(2)

17番 パー3 202ヤード(1)
名物ホール。砲台ティから強い砲台グリーンに打っていく素晴らしいショート。グリーンは左手前のバンカー、左サイドのブッシュ、右サイドの2個のバンカーでガードされている。グリーン手前の花道は急な下りスロープなので、直接グリーン面を捉えなければパーオンしない。
 
18番 パー4 447ヤード

18番 パー4 447ヤード(1)

左ドッグレッグの難ホール。ティショットではコーナーに沿ってドローボールが打てれば、FWを転がっていくのでセカンドが短くなる。グリーンは左サイドのブッシュと1個のバンカー、右サイドの3個のバンカーでガードされている。

 

グリーンから見る18番ホール

18番 パー4 447ヤード(3)

18番 パー4 447ヤード(2)
 
余談
ロンドンから西に3時間、ヒースロー空港から2時間20分。プライベートクラブだがビジターのプレーは可能。ハンディ証明書が必要。Dormy Houseという宿泊施設併設。

レストラン

レストラン

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2019年度イングランドのベスト100コースで第26位、2019年度全英(アイランドも含む)ベスト100コースでは第位、全英(アイランドも含む)では2800コースあり、その内イングランドでは1900以上のゴルフコースがある。

ハーバート・ファウラー設計、再設計のコースでトップ100ゴルフコース2019年度。全英(アイランドも含む)のベスト100コースにランクインしているのは、アバードベイGCバークシャーGC・レッドコ―スバークシャーGC・ブルーコース、バーナム&ベロウGC、クルードン・ベイGCデラメール・フォレストGCソーントンGC・イーストコースウォルトン・ヒースGC・オールドコースウォルトン・ヒースGC・ニューコースの9コースある。

午前にジ・アディングトンGCでプレーしてから午後にプレーした。2コースの移動時間は西に1時間。