バークシャー ゴルフクラブ、ブルーコース
Berkshire Golf Club (Blue Course)

コースデータ
所在地 イングランド、ロンドン
コース長 6366ヤード パー71
コースレート 72.0
プレー日 2017年8月28日 
設計者 ハーバート・ファウラー
オープン 1928年
キャディ あり
ゴルフカート あり (FW走行可)
評価
総合評価
4.55
コースレイアウト
5
難易度
3
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
6
造形美、景観
4
満足度
4

同じ設計者によって造られたレッドとブルーコースがあり、ブルーはレッドより距離が少し短く、よりフラットで、どちらも同じ雰囲気でチャーミングなゴルフコースである。全てのホールで豊富な樹木が両サイドに並び、広い範囲にわたって赤色、紫色のヘザーが生い茂り、樹木とヘザーは綺麗だけでなく、コースの戦略性も豊かにしている。ブルーコースは6366ヤード、パー71で距離は短いが、ヘザーと樹木が効いているので易しいコースでなく、正確なショットを打たなければスコアはまとまらない。



9番グリーン

13番グリーン

14番グリーンからの景観

レッドコースは6個のパー3と6個のパー4と6個のパー5とオーソドックスな構成ではないが、このブルーコースは4個のパー3、11個のパー4、3個のパー5と普通の構成で、パー3は長短のバランスが良く、3個あるパー5は距離が短くて易しい。15番から18番と4ホール続くパー4は全て手強い。全体的にバンカー数が少ない(18ホール33個)ので、FWとグリーンにガードバンカーをもっと多く増やせば、多くのホールがより引き締まり、より頭脳プレーが要求されて、プレーが一層面白くなるだろう。また交通量が多い基幹道路にいくつかのホールが近いのは少し難点。グリーンもFWも状態はとても良い。


 
1番 パー3 217ヤード

1番 パー3 217ヤード(2)

1番 パー3 217ヤード(1)
少し打ち下ろしで、ヘザー越えの距離があるショート。グリーンは左サイドの木立、左手前と右サイドのバンカーでガードされている。グリーン手前の花道は下っている。
 
3番 パー5 475ヤード

やや右ドッグレッグの短い2オン可能なロング。ティショット、セカンドともにFWは狭く、左右をラフとヘザーがガードしている。グリーンは縦長で、セカンドで2オンを狙う時にグリーンのすぐ左右にある木立が効いてくる。グリーンは手前から奥に少し下っている。

 

3番 パー5 475ヤード(3)

3番 パー5 475ヤード(2)

3番 パー5 475ヤード(1)
 
4番 パー3 153ヤード

4番 パー3 153ヤード(2)

4番 パー3 153ヤード(1)
ヘザー越えのショート。砲台グリーンで手前に2個、右サイドに1個のバンカーが配されている。
 
5番 パー4 330ヤード

5番 パー4 330ヤード(2)

5番 パー4 330ヤード(1)
左ドッグの短いミドル。緩やかな打ち下ろしなので、ロングヒッターは1オンを狙える。アベレージーヒッタ―はFW右サイドからのセカンドがグリーンを狙い易い。グリーンは右手前から左奥へと斜めに細長く、3個のバンカーと右サイドの木立とゴースでガードされている。
 
7番 パー4 364ヤード

7番 パー4 364ヤード(2)

7番 パー4 364ヤード(1)
強い右ドッグレッグ。ティショットではFWは少しタイトで220ヤード以上の飛距離が必要。距離が出ないと、セカンドでグリーンへの視界が前方の木立でブロックされる。グリーンは少し砲台で左右はバンカーでガードされている。
 
10番 パー3 200ヤード

8番 パー4 446ヤード(2)

8番 パー4 446ヤード(1)
打ち下ろし。グリー―ンは縦長で、右サイドは池に面し、左手前にバンカーが配されている。受けグリーン。
 
11番 パー5 477ヤード

ほぼストレートで2オン可能な短いロング。グリーン手前60ヤードから130ヤードの地点で左からクリークとヘザーがFWに食い込んでいて、FW幅が極端に狭くなる。セカンドで手前に刻むか、越えていくかの決断に迫られる。グリーンは少し砲台で縦長の2段グリーンで手前の段は強く受けている。グリーンの右サイドにバンカーがある。

 

11番 パー5 477ヤード(3)

11番 パー5 477ヤード(2)

11番 パー5 477ヤード(1)
 
13番 パー4 154ヤード

13番 パー4 154ヤード(2)

13番 パー4 154ヤード(1)
ヘザーと2個のバンカーで囲まれたショート。グリーンは40ヤードの奥行きで細長く、受けている。左サイドは下りスロープになり、グリーンに乗らないと、下のヘザーまで転がり落ちる。グリーン手前と右サイドに深いバンカーが配されている。
 
16番 パー4 452ヤード

左ドッグレッグの長くてタフなミドル。少し打ち下ろしのティショットでは、左コーナーのバンカー越えがベストルートだが、240ヤードのキャリーが必要。セカンドは緩やかな打ち上げで、グリーンの40ヤード手前を横切るクリーク越え。ティショットで距離が出ないと、このクリークが効いてくる。グリーンの17ヤードほど右手前にバンカーがあり、グリーンの花道は下りスロープで、グリーンは右に傾斜している。

 

16番 パー4 452ヤード(3)

16番 パー4 452ヤード(2)

16番 パー4 452ヤード(1)
 
17番 パー4 378ヤード

17番 パー4 378ヤード(2)

17番 パー4 378ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティショットでは飛べば飛ぶほどFW幅が狭くなり、左サイド狙いが良い。右サイドからのセカンドは前方の木々がスタイミーになって、ピンが見えない可能性がある。グリーンは斜めの形状でバンカーは無いが樹木に囲まれている。
 
余談
ロンドンからほぼ南西に1時間、ヒースロー空港からも南西に25分、ガトウィック空港から北西に1時間。プライベートクラブだがビジターのプレーは可能。車で7、8分の距離にサニングデールGCスウィンリー・フォレストGCがある。

テラス・レストラン

ランチ

ラウンジ

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2019年度イングランドのベスト100コースで第36位、2019年度全英(アイランドも含む)ベスト100コースでは第83位。全英(アイランドも含む)では2800コースあり、その内イングランドでは1900以上のゴルフコースがある。

ハーバート・ファウラー設計、再設計のコースでトップ100ゴルフコース2019年度。全英(アイランドも含む)のベスト100コースにランクインしているのは、アバードベイGCバークシャーGC・レッドコ―ス、バークシャーGC・ブルーコース、バーナム&ベロウGCクルードン・ベイGCデラメール・フォレストGCソーントンGC・イーストコースウォルトン・ヒースGC・オールドコースウォルトン・ヒースGC・ニューコースの9コースある。

午前にジ・アディングトンGCでプレーしてから午後にプレーした。2コースの移動時間は西に1時間。