ミッションヒルズGC、ノーマン・コース
Mission Hills Golf Club – Norman Course
觀瀾湖高爾夫球會、格諾曼球場
コースデータ
所在地中国、広東省
コース長7228ヤード  パー72
コースレート 
プレー日2006年2月21日、2006年8月29日
設計者グレッグ・ノーマン、ボブ・ハリソン
オープン2004年
キャディあり
ゴルフカートあり (強制) 
評価
総合評価
4.65
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5
 

自然と見事に調和した美しい丘陵コース。池、クリーク、湖などのウォーターハザードがほとんどないのにかかわらず、雄大な景観を楽しめる。饅頭(まんじゅう)型のグリーンが多く、狙い所を絞って、ピンポイントで打たないと、グリーンからボールがこぼれたり、ピンからと遠くなったりして、3パットになる確率が高くなる。 ボールを簡単に無くすほどラフは深く、グリーンをガードしているバンカーはとても深い上、戦略的なレイアウトと全長7200ヤードを越える距離により、非常にチャレンジングなコース。とくにInは谷間を縫うように造られ、フェアウェイも絞り込まれている上、数々のトラップが待ち受けている。



10番グリーンからの景観

11番グリーンからの景観

14番ティからの景観

スコアカード
 
1番 パー4 421ヤード

1番 パー4 421ヤード(2)

1番 パー4 421ヤード(1)
ストレートホール。フェアウェイ両サイドをガードしているラフにティショットを打つと、セカンドショットが厄介だ。グリーンは強い砲台の受けグリーンで、グリーン奥にこぼすと返しのアプローチが難しくなる。グリーン左の大きなバンカーと右のラフが効いている。
 
4番 パー3 147ヤード
短いが、緊張を強いられる谷越えのショートホール。グリーンは縦長で左は崖でガードされ、しかも横幅が10ヤード強しかなく狭い。正確なショットが必要なのは言うまでもない。
 

4番グリーンからの景観

4番 パー3 147ヤード(2)

4番 パー3 147ヤード(1)
 
6番 パー3 212ヤード

6番 パー3 212ヤード(2)

6番 パー3 212ヤード(1)
少し打ち下ろしのショートホール。ティショットがショートするとグリーン手前のバンカーがパックリと口を開けて待っている。グリーンは2段で少し受けている。ティからの眺望も素晴らしい。
 
7番 パー5 566ヤード
ストレートホール。ティショット、セカンドとも打ち下ろしで、サードショットは緩やかな打ち上げになる。グリーンをガードしているバンカーは深いので入れないようなコースマネジメントが必要。
 

7番 パー5 566ヤード(3)

7番 パー5 566ヤード(2)

7番 パー5 566ヤード(1)
 
9番 パー4 462ヤード

9番 パー4 462ヤード(2)

9番 パー4 462ヤード(1)
距離のある、ほとんどストレートなパー4。ティショイット、セカンドともに距離だけでなく、正確性が要求されるホール。セカンドショットはやや打ち上げになる。
 
12番 パー4 486ヤード

12番 パー4 486ヤード(2)

12番 パー4 486ヤード(1)
左ドッグレッグのとても長いパー4。ティショットは池越えになり、220ヤードでフェアウェイに届く。セカンドショットは緩やかに打ち上げていく。グリーン手前の大きなガードバンカーは深いので避けるべき。打ち上げの上に距離があるので、よほどのロングヒッターでない限りパーオンは難しい。また、刻むにしてもセカンドショットの落下地点が狭くなっていて、緊張を強いられる。グリーンは砲台で小さいので正確なアプローチショットが必要。チャレンジングであると同時にホール自体が森の中に佇んでいて存在感がある。
 
13番 パー4 392ヤード
少し打ち下ろしの、短いストレートホール。ティショットの落とし所はタイト。グリーン両サイドのバンカーが良く効いている。グリーンの奥には林とか斜面とか視界を遮るものが何もなくグリーンが航空母艦のように浮かんで見える。
 

13番 パー4 392ヤード(3)

13番 パー4 392ヤード(2)

13番 パー4 392ヤード(1)
 
14番 パー5 644ヤード

大変距離のあるロングホール。初めは左にドッグレッグしてから、次に右にドッグレッグしている“S”字型ホール。ティショットは距離と正確性の両方が求められる。セカンドショットはフェアウェイ左側に打つと、サードショットでグリーンが狙いやすくなる。グリーンは砲台でバンカーに囲まれている。深い緑色の樹木、白いバンカー、明るいグリーンの芝のコントストが素晴らしい。

 

14番 パー5 644ヤード(3)

14番 パー5 644ヤード(2)

14番 パー5 644ヤード(1)
 
15番 パー4 368ヤード

15番 パー4 368ヤード(2)

15番 パー4 368ヤード(1)
短い、ほぼストレートホール。ティショットは山に向かって打つ豪快な打ち下ろしだが、タイトなフェアウェイの両側にハザードが待ち構えているので、正確なショットが必要。セカンドショットは少し打ち上げになり、グリーン右にある3つのバンカーが効いてくる。
 
17番 パー4 485ヤード
長いストレートホール。セカンドは緩やかな打ち下ろしになる。このホールもティショット、セカンドショットとも距離と正確性を求められる。グリーン上には微妙な傾斜が施こされているので注意が必要。
 

17番 パー4 485ヤード(3)

17番 パー4 485ヤード(2)

17番 パー4 485ヤード(1)
 
18番 パー5 588ヤード
右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろし。フェアウェイをクリークが2回横切っている。各ショット正確に打たなければパーオンが難しいホール。
 

18番 パー5 588ヤード(3)

18番 パー5 588ヤード(2)

18番 パー5 588ヤード(1)
 
余談

キャディ

10人の設計者の写真

このコースは広東省、東莞に位置する2003年、2004年に造られた5つのコースの一つ。ホテルはクラブハウスの隣。深釧ミッションヒルズからシャトルバスで20分。

フルバックの黒ティからのプレーはハンディキャップ7以下をスターターに見せる必要がある。



カフェ

レストラン

ホテル

ミッションヒルズは2004年現在全10コース、180ホールのゴルフ場で世界最大のホール数を持つゴルフ場である。それまでは、アメリカの8コースのパインハースト・リゾートが最大だった。写真は世界で有名なプレーヤー及びレッスンプロ合計10人の設計者達。ジャック・ニクラウスビジェイ・シンニック・ファルドアーニー・エルスジャンボ尾崎グレッグ・ノーマンアニカ・ソレンタムレッド・ベターホセマリア・オラサバルローズ・ポルター設計の10コースである。2007年度にピート・ダイコースと張連偉コース(パー3コース)が追加され12コース、216ホールのゴルフ場になった。

グレッグ・ノーマンの他のアジアでの設計は、インドネシアのニルワナバリGCラグーナ・ビンタンGCリバーサイドGCテリングベイG&CC、ベトナムのブラフス・ホーチャムストリップGCダナンGC、タイのタナ・シティG&CC、中国の凱歌(厦門)GC、日本の白鷺GCがある。