ハンクリー・コモン ゴルフクラブ
Hankley Common Golf Club

コースデータ
所在地 イングランド、ロンドン
コース長 6932ヤード パ-71
コースレート 74.0
プレー日 2017年8月27日 
設計者 ジェームス・ブレイド、ハリー・コルト
オープン 1897年
キャディ なし
ゴルフカート あり(台数に制限あり)
評価
総合評価
4.60
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
満足度
5

クラシックなヒースランドコース。1897年に簡単な9ホール造られたが、1922年にジェームズ・ブレイドが次の9ホールを設計して18ホールになり、1936年にハリー・コルトが改造して本格的なコースになった。4ホールが終わると一旦クラブハウス方面に戻り、5番から18番ホールまでは3つの小さいループをプレーするルーティング。レイアウトが巧みで、白樺、オークツリー、パインツリーなど立派な木々がホールを取り囲む。特に最初の5ホールは木々が多くて森の中のコースの印象があるが、6番ホールからは開けてきて木がほとんどなくなり、一面に生い茂るヘザーが目立ってくるヒースランドコースに変わってくる。総じてドッグレッグホールが少なく、ストレートホールが多い。各ショットにおいて、FWとグリーンの左右のバンカーとヘザーが効いてくる。コース内の景観はウォルトンヒースGCに似ていて、雰囲気も素晴らしい。



6番ティからの景観

15番、パー4

14番ホール脇での乗馬

スコアカード
 
1番 パー4 422ヤード

左ドッグレッグ。ティショットでは左右にラフがあり、FWは狭い。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーンの右サイドにバンカーがある。

 

1番 パー4 422ヤード(3)

1番 パー4 422ヤード(2)

1番 パー4 422ヤード(1)
 
4番 パー4 327ヤード

4番 パー4 327ヤード(2)

4番 パー4 327ヤード(1)
やや右ドッグレッグの短いミドル。ティショットで左右にヘザーが広がり、FWは狭い。グリーンは少し砲台で手前と左に2個のバンカーが配されている。グリーンの左サイドはえぐれている。
 
6番 パー5 587ヤード

左ドッグレッグの長いロング。ティショットでは左右をヘザーでガードされているが、センターの右狙いが良い。セカンド地点から緩やかな打ち上げになり、グリーンまでFWは強く右に傾斜している。グリーンの右手前にポットバンカーがあり、グリーンの左サイドにヒースが配されている。

 

6番 パー5 587ヤード(3)

6番 パー5 587ヤード(2)

6番 パー5 587ヤード(1)
 
7番 パー3 206ヤード

7番 パー3 206ヤード(2)

7番 パー3 206ヤード(1)
名物ホール。やや打ち上げでヒース越えのショート。2段グリーンで左右手前はバンカーでガードされ、手前と右サイドは下りスロープになる。奥の段にピンが切られると、ヘザーが周りを囲んでいるので難度が増す。
 
8番 パー5 604ヤード

ほぼストレートの距離のあるロング。ティショットは打ち下ろしになり、FWはタイト。セカンドは緩やかな打ち上げで、右にFWバンカーがあり比較的狭い。グリーンの両サイド手前はバンカー、左右はヘザーのラフでガードされている。グリーンは右傾斜。

 

8番 パー5 604ヤード(3)

8番 パー5 604ヤード(2)

8番 パー5 604ヤード(1)
 
10番 パー4 477ヤード

10番 パー4 477ヤード(2)

10番 パー4 477ヤード(1)
右ドッグレッグで緩やかに打ち上げていく長くてタフなミドル。ティショットの落し所の左右に木立がある。グリーンは左右手前にバンカーが配され、グリーン周りはヘザーで囲まれている。グリーンはやや砲台で少し受けている。
 
11番 パー3 225ヤード

11番 パー3 225ヤード(2)

11番 パー3 225ヤード(1)
距離があり難しいショート。グリーンは砲台で、手前は2個のバンカーで守られている。グリーン手前の花道は急な下りスロープなので、直接グリーンに届かなければパーオンが難しい。
 
14番 パー4 408ヤード

14番 パー4 408ヤード(2)

14番 パー4 408ヤード(1)
ストレートのミドル。少し打ち下ろしのティショットで、左サイドから木々が迫っているのでとても狭く見えるが、実際はそれほど狭くない。セカンドはやや打ち上げ。グリーンは砲台で左右はバンカーとヘザーのラフでガードされている。
 
16番 パー3 162ヤード

16番 パー3 162ヤード 
少し打ち上げでヘザー越えのショート。グリーン左右にバンカーが配されている。
 
18番 パー4 468ヤード

右ドッグレッグの難ホール。ティショットは緩やかな打ち上げのヘザー越えのセミブラインドになり、左右は木々とラフがある。グリーン手前は25ヤードの幅のラフが生い茂った窪地に面しているので、セカンドでは直接グリーン面にキャリーしなければならない。グリーンは左のブッシュ、右サイドと奥のラフにも守られている。

 

18番 パー4 468ヤード(3)

18番 パー4 468ヤード(2)

18番 パー4 468ヤード(1)
 
余談
ロンドンから南西に1時間15分、ヒースロー空港からも南西に50分、ガトウィック空港からほぼ西に55分。プライベートクラブだがビジターのプレーは可能。

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2019年度イングランドのベスト100コースで第29位、2019年度全英(アイランドも含む)ベスト100コースでは第70位。全英(アイランドも含む)では2800コースあり、その内イングランドでは1900以上のゴルフコースがある。



レストラン

レストラン


テラス

ランチ

ラウンジ

ハリー・コルト設計、再設計のコースでトップ100ゴルフコースでの2019年度全英(アイランドも含む)のベスト100コースにランクインしているのは、アバードベイGCアルウッドリーGC、ブロード・ストーンGC、バーナム&ベロウGCカウンティ・スライゴーGCフォームビーGC、ハンクリー・コモンGC、ミュアフィールドロイヤル・カウンティ・ダウンGCロイヤル・リバプールGCロイヤル・ポーチコールGCロイヤル・ポートラッシュGCライGCセント・ジョージズ・ヒルGCサニングデールGC・オールドコースサニングデールGC・ニューコーススィンリー・フォレストGG、ウエントワースGC・ウェストコース、ウエントワースGC・イーストコース、ウッドホール・スパGCの20コースもある。

ジェームズ・ブレイドはアメリカで500コースの名門コースを設計したドナルド・ロスのお師匠さん。ジェームズ・ブレイド設計、再設計のコースでトップ100ゴルフコースでの2019年度、全英(アイランドも含む)のベスト100コースにランクインしているのは、アバードベイGCブローラGCカーノスティGLフォームビーGCガントンGCグレンイーグルGC・キングスコース、グレンイーグルGC・クイーンズコース、ハンクリー・コモンGC、ハンスタントンGCネアンGCペンナルドGCロイヤル・アバディーンGCロイヤル・チンクエ・ポーツGCロイヤル・ツルーンGCセント・エノドックGCサウスポート&エインズデールGCの16コースもある。



セント・アンドリュー・ホテル

セント・アンドリュー・ホテル

プレー前日はコーンウォール半島にあるイースト・デボンGCを午後プレーした後に近くのエクセンター市のセント・アンドリュー・ホテルで泊まった。ホテルからゴルフ場まで西に2時間50分かかり、午後にプレーした。